商業簿記入門その110~連結財務諸表の作成(2級)

公開日:2018年5月1日

連結財務諸表の作成(2級)

前回、「商業簿記入門その109~連結精算表の作成(2級)」では、連結精算表の作成について解説しました。

今回は連結財務諸表の作成について解説します。

※簿記2級の論点になります。


連結財務諸表とは

連結財務諸表(れんけつざいむしょひょう)とは、親会社と子会社などの企業グループを1つの会社とみなして、企業グループ全体の財政状態や経営成績などを現した書類のことをいいます。

連結財務諸表には財政状態を表す「連結貸借対照表(れんけつたいしゃくたいしょうひょう)」や経営成績を表す「連結損益計算書(れんけつそんえきけいさんしょ)」などがあります。

連結財務諸表の作成の流れ

連結財務諸表を作成するための手続きについて、一覧にまとめましたのでご参考ください。

No手続き内容リンク
1個別財務諸表の作成親会社と子会社の個別の財務諸表を作成する。その93~財務諸表(貸借対照表と損益計算書)の作成
2連結修正仕訳資本連結(支配獲得時)子会社化その104~資本連結(支配獲得時)の仕訳処理
資本連結(支配獲得後)損益配分とのれん償却その105~開始仕訳と資本連結(支配獲得後)の仕訳処理
連結会社間取引(商品取引)その106~連結会社間取引の考え方との仕訳処理(商品の販売と仕入れ)
その108~未実現利益(ダウンストリームとアップストリーム)の仕訳処理
連結会社間取引(土地の売却と配当)その107~連結会社間取引の仕訳処理(土地の売却と取得、配当金の配当と受け取り)
3連結精算表の作成残高や仕訳検証のため連結精算表を作成する。その109~連結精算表の作成

連結貸借対照表と連結損益計算書(サンプル)

上述の連結手続きによって連結貸借対照表と損益計算書を作成します。

作成した連結貸借対照表と連結損益計算書のサンプルを下に掲載しましたのでご参考ください。

連結財務諸表

表示の組み換え

個別貸借対照表、損益計算書と連結貸借対照表、連結損益計算書の表示科目はほとんど同じです。

ただし、個別損益計算書の「税引前当期純利益」は、連結損益計算書では「税金等調整前当期純利益」と表示されます。

また、連結損益計算書では、当期純利益の下に、「非支配株主に帰属する当期純利益」を表示し、さらに、当期純利益から非支配株主に帰属する当期純利益を差し引いた残高を「親株主に帰属する当期純利益」と表示します。

さらに、連結貸借対照表では、非支配株主持分を純資産の株主持分(利益剰余金の下)に表示します。

まとめ

今回は連結財務諸表の作成について解説しました。繰り返し総合問題を解いて定着させましょう。


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