日商簿記2級 連結財務諸表(B/S、P/Lと表示組み替え)の作り方

更新日:2020年12月24日
公開日:2018年5月1日

前回は、連結精算表の作り方について解説しました。

今回は、連結財務諸表(B/S、P/Lと表示組み替え)の作り方について説明します。

連結財務諸表とは

連結財務諸表(れんけつざいむしょひょう)とは、親会社と子会社などの企業グループを1つの会社とみなして、企業グループ全体の財政状態や経営成績などを現した書類のことをいいます。

連結財務諸表には財政状態を表す「連結貸借対照表(れんけつたいしゃくたいしょうひょう)」や経営成績を表す「連結損益計算書(れんけつそんえきけいさんしょ)」などがあります。

連結財務諸表の作り方の流れ

連結財務諸表を作成するための手続きについて、一覧にまとめました。

No手続き内容リンク
1個別財務諸表の作成親会社と子会社の個別の財務諸表を作成する。財務諸表の作成|区分、表示科目の組み替え
2連結修正仕訳資本連結(支配獲得時)子会社化資本連結とは|非支配株主持分と仕訳
資本連結(支配獲得後)損益配分とのれん償却開始仕訳とは|支配獲得後の利益配分とのれん償却
連結会社間取引(商品取引)連結修正仕訳の作り方|商品販売と仕入れ
ダウンストリームとアップストリーム|未実現利益の連結仕訳
連結会社間取引(土地の売却と配当)連結仕訳|土地の取得と売却、配当金
3連結精算表の作成残高や仕訳検証のため連結精算表を作成する。連結精算表の作り方

連結会計の概要や用語は下記の記事を参照。

連結貸借対照表と連結損益計算書(サンプル)

上述連結決算手続きによって連結貸借対照表と損益計算書を作成します。

作成した連結貸借対照表と連結損益計算書のサンプルを下に掲載しました。

表示の組み替え

個別貸借対照表、損益計算書と連結貸借対照表、連結損益計算書の表示科目はほとんど同じです。

ただし、個別損益計算書の「税引前当期純利益」は、連結損益計算書では「税金等調整前当期純利益」と表示されます。

連結損益計算書では、当期純利益の下に「非支配株主に帰属する当期純利益」を表示し、さらに、当期純利益から非支配株主に帰属する当期純利益を差し引いた残高を「親株主に帰属する当期純利益」と表示します。

連結貸借対照表では、非支配株主持分を純資産の株主持分(利益剰余金の下)に表示します。

まとめ

今回は連結財務諸表の作り方について解説しました。繰り返し総合問題を解いて定着させましょう。

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