売掛金と仕訳

記事最終更新日:2021年12月8日
記事公開日:2017年9月3日
売掛金と仕訳について解説します。
売掛金とは
売掛金とは、事業として取り扱うモノやサービスを販売する場合に、契約書や注文書(口約束も含めて)で約束した日までに代金を受け取る権利(債権)をいいます。
売掛金と請求書
モノやサービスを販売した会社は、後日、購入した会社宛に請求書を送付します。請求書には請求金額の合計とその内訳(明細)、消費税、振込先、支払期日などが記載してあります。
このうち消費税を含めた請求書金額の合計額が売掛金です。
評価と貸倒引当金
売掛金は金銭債権に該当し、貸倒引当金を見積もって評価します。
売掛金の仕訳
売掛金の増減に関する取引は売掛金勘定(資産に属する勘定科目)を用いて仕訳します。
取引 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
製品、サービスの販売 | 売掛金 | ××× | 売上 | ××× |
売掛金の回収 | 現金預金など | ××× | 売掛金 | ××× |
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クレジットカードと仕訳
得意先がクレジットカードで支払う場合には、クレジット売掛金勘定で仕訳します。
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債権の売却と仕訳
売掛金などの債権を売却する場合には、手数料が発生しますが、当該手数料は債権売却損として仕訳します。
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仕訳例
- 1.商品を100で販売した。代金は来月回収する。
No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
1 | 売掛金 | 100 | 売上 | 100 |