仕入割戻と仕訳

硬貨と時計

記事公開日:2021年8月27日

仕入割戻と仕訳を解説します。

仕入割戻とは

仕入割戻とは一定期間中に多額または多量に商品を仕入れた場合に行われる金額の払い戻しをいいます。

一般的にはリベートといいます。

仕入戻しとの違い

仕入戻しとは、商品の返品をいいます。

仕入割引との違い

仕入割引とは、支払期日よりも前に掛け代金を支払った場合に返還される金利相当額をいいます。

仕訳

仕入取引とは反対の仕訳を行います。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
仕入割戻し買掛金×××仕入×××

P/L表示

総額主義の観点から仕入の控除科目として表示します。すなわち当期商品仕入高には含めず独立表示します。

そのため実務では仕入勘定ではなく仕入割戻勘定など特別な勘定科目で仕訳します。

仕訳例

  • 1.リベート10が買掛金から減額された。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1買掛金10仕入10

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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