有形固定資産の除却と仕訳

記事最終更新日:2021年9月13日
記事公開日:2018年1月4日

有形固定資産の除却と仕訳を解説します。

有形固定資産の除却と仕訳

目次

除却とは

除却とは、事業としての資産の使用を中止することをいいます。

棄ててしまう廃棄とは異なります。

固定資産台帳の記帳

除却の事実を記録するために固定資産台帳に対象資産について除却を登録します。

除却の仕訳

固定資産除却損勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
除却減価償却費×××建物、備品など×××
減価償却累計額×××
貯蔵品×××
固定資産除却損×××

貯蔵品

資産に処分価値がある場合には売却価額を見積り、貯蔵品勘定で仕訳します。

仕訳例

  • 1.期首に備品(取得原価100、減価償却累計額70、売却価額10)を除却した。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1減価償却累計額70備品100
貯蔵品10
固定資産除却損20

仕訳問題(簿記2級)

PDCA会計の電子書籍に掲載の仕訳問題を全問お試しできます。

PDCA会計 無料アプリのご案内

・日商簿記3級の最新試験範囲に対応
・基本の仕訳問題150問を掲載(全問無料)
・シンプル画面&分かりやすい操作
・アプリ初心者も安心。プライバシーに配慮。課金なし。アカウント登録なし。
・Google Playの厳しい審査を通過

PDCA会計 電子書籍のご案内

日商簿記2級に準拠したスマホで読みやすい標準的なテキストと問題集。試験範囲の改定の都度、改訂版を発売しています。

商業簿記2級の記事

サイト内検索

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

詳細はこちら↓
著者プロフィール

☆電子書籍の「0円キャンペーン」
日商簿記テキスト・問題集で実施中。X(旧twitter)で告知します。
「PDCA会計」をフォロー

簿記3級テキスト(PDCA会計の電子書籍)