商業簿記入門その60~建設仮勘定と仕訳処理(2級)

公開日:2018年1月4日

建設仮勘定と仕訳処理

前回、「商業簿記入門その59~有形固定資産の除却、廃棄と仕訳処理(2級)」では有形固定資産の除却、廃棄とその仕訳処理について解説しました。

今回は建設仮勘定とその仕訳処理について説明します。

※簿記2級の論点になります。


建設仮勘定とは

建設仮勘定とは、建設中や製造中、開発中の固定資産で、完成・引渡しの前に代金の一部を支払うような場合に使用する勘定科目です。

建設仮勘定の仕訳処理

上述のような場合には、「建設仮勘定勘定(資産に属する勘定科目)」を使用して仕訳処理します。

具体的には、完成前の固定資産に対して代金を支払った場合には、借方に建設仮勘定勘定を記入します。

固定資産が完成し引き渡された場合には、借方に計上した建設仮勘定を該当する固定資産の勘定科目に振り替えます。

両者に差額がある場合には、現金預金や未払金などの適切な勘定科目で貸方に記入します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
固定資産完成前
の代金支払
建設仮勘定×××現金預金など×××
固定資産の
完成引き渡し
建物、備品など×××建設仮勘定×××
現金預金など×××

仕訳例

1.A社は建設中の建物1千万円について、代金の一部200万円を当座預金より支払った。
2.建設工事が完了し、建物が引き渡された。残りの代金は来月支払うことになった。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1建設仮勘定2,000,000当座預金2,000,000
2建物10,000,000建設仮勘定2,000,000
未払金8,000,000

まとめ

今回は、建設仮勘定とその仕訳処理について解説しました。難しい論点はありません。確実に覚えましょう。


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