外貨建て取引と仕訳方法
記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2018年3月20日
外貨建て取引と仕訳方法を解説します。
外貨建て取引とは
外貨建て取引とは、外国通貨で行う取引をいいます。
代表的な取引は輸入と輸出です。
換算とは
外国通貨による取引額を日本円の金額に置き換えることを換算といいます。
換算の目的
日本円という単一通貨で財務諸表を作成して報告することです。
為替相場の種類
直物為替相場(SR)と先物為替相場(FR)があります。
その他、決算日レート(CR)や期中平均レート(AR)などが存在します。
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外貨建取引の発生と仕訳
発生時の直物為替相場(HR)による円換算で仕訳します。
為替予約と仕訳
為替予約がヘッジ会計の要件を満たす場合には振当処理という会計処理の方法を適用できます。取引発生時の外貨建債権債務を締結した先物為替相場(FR)による円換算額で評価します。発生時との差額は為替差損益勘定で仕訳します。
ヘッジ会計の要件を満たさない場合には独立処理という方法で処理します。海外取引と為替予約とは別個の取引として仕訳します。
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決算と仕訳
外貨建債権債務を決算日レート(CR)による円換算額で評価し、発生時との差額は為替差損益勘定で仕訳します。
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決済と仕訳
外貨建債権債務を決済時の為替相場(SR)による円換算額で仕訳します。