繰越試算表とは

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記事最終更新日:2021年10月11日

繰越試算表を解説します。

繰越試算表とは

繰越試算表とは、帳簿締め切り後に作成する表です。次期に繰越す科目残高を一覧表にしたものをいいます。

目的

繰越残高を把握すること、及び帳簿締切の計算の正確性を検証することです。

英米式決算法との関係

B/S科目を仕訳を経由せずに勘定元帳上だけで締切を完結させる英米式決算法では、計算の正確性を確認するために繰越試算表を作成する意義は大きいといえます。

転記の仕方

総勘定元帳の各勘定元帳の次期繰越金額を、貸借反対の側に繰越試算表へ転記します。

繰越試算表の例

次の通り。全ての勘定科目を転記後、貸借の合計額が一致しているかどうかを確認することで残高検証を行います。

繰越試算表

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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