会計入門 用語、財務指標や決算書の読み方を詳細に解説(独学応援)
更新日:2020年7月7日
作成日:2012年4月3日
「PDCA会計」。会計学(用語)、財務指標、決算書の読み方など実務に役立つ具体的な知識を詳細解説。
「会計が好きになった」「決算書を読めるようになった」という方が増えれば幸いです。
関連コンテンツ
記事一覧
決算書の読み方、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、財務分析、会計学(用語)を解説。
学習方法など
概要
貸借対照表
資産の部
- 資産の区分、受取手形と売掛金、有価証券
- 棚卸資産とは|貸借対照表や流動資産、勘定科目(仕掛品)の解説
- 未収入金と経過勘定
- 固定資産の区分
- 固定資産の資産計上とは|理由や減価償却、貸借対照表との関係
- 固定資産と時価主義
- 資産計上と評価のまとめ(上場企業の会計基準)、減損
- 貸倒引当金とは|貸借対照表の資産である理由や要件、計上ルールを解説
負債の部
純資産の部
損益計算書
- 損益計算書の見方と収益・費用・利益の関係とは|認識、現金・発生主義会計
- B/SとP/Lの関係(ストックとフロー、財産法と損益法)
- 実現主義とは|出荷、引渡、検収(売上計上基準、収益認識)を分かりやすく解説
- 費用収益対応の原則とは|売上原価計上との関係など分かりやすく解説
- 売上総利益と粗利率・原価率
- 販売費及び一般管理費とは|内訳と参考情報、勘定科目別ポイント
- 営業利益・営業利益率
- 営業外収益・費用、経常利益とは|勘定科目などわかりやすく解説
- 特別損益と当期純利益その他
財務分析
決算書が役立つ時とは
皆さんは次のような場面に遭遇したことはありませんか?
- ・取引先から会社の売上や利益等、業績を聞かれた。
- ・銀行等、金融機関から決算書の提出とその内容説明を求められた。
- ・自社の経営がどうなっているのか知りたい。
- ・経営者から部門の予算提出を求められた。
- ・新聞やニュースで、ある会社の年度決算について報道されていた。
- ・ある会社の株式に興味があるが、購入していいのかどうか分からない。
このような場面では、決算書を読めれば困ることはありません。
会社は1社1社、ビジネスとして様々な活動をしています。そしてその活動の1つ1つが、会計(正確には簿記)という道具を用いて数字として記録されることになります。
従って会計が分かれば、その会社がどのような活動をしたのかが1件1件の取引毎に分かるのです。
さらにこれらの会計記録を年毎や月毎等、ある期間中の活動を集計したものを「決算書」といいます。
決算書を読むと、その期間中に会社がどのような活動を行ってきたのかを大局的に読み取ることができます。
以上から決算書は会社の活動を知る上で非常に役に立つものです。
会計の勉強方法
最初に会計を学ぶことで得られるメリットを知りましょう。モチベーションを上げたり保つのに役立つので、学習効果も上がりますし、長続きします。
関連記事
会計学の用語は最初はとっつきにくく難しいと感じます。当サイトのように厳密な定義ではなく、分かりやすい言葉で解説した書籍やサイトで学習するとよいでしょう。
同時に簿記の学習をおすすめします。上述の通り、「ミクロ=簿記」「マクロ=会計」という関係にあります。簿記を学ぶと取引1件1件を把握できるので、会計と合わせると会社の取引毎や会社全体だけでなく、その中間である事業別、部署別、取引先別といった様々な切り口で会計データを分析できるようになります。
個人事業主、フリーランスを始める人や、副業中であり独立を考えている人であれば、個人事業用の会計や確定申告を学ぶ必要があります。
というのも日商簿記や大抵の会計書籍は上場企業を始めとする会社の決算書や会計を対象にしているからです。
従って、個人用の確定申告と手続き、会計、所得税といった税金については別途、学習します。
「PDCA会計」の特徴
「PDCA会計(このサイト)」の特徴は次の通り。
PDCA会計(簿記入門)の特徴
- ・実務に役立つ解説
- ・深く掘り下げた解説→用語以外にも意義や趣旨、具体例など
- ・分かりやすい解説→簿記1級、税理士、国家公務員試験、不動産鑑定士、証券アナリストなどの初学者に有用
- ・文章主体(図表は少なめ)→会計ルールは法律と同じ(難解な文)。
- ・成長するサイト→PDCAサイクルでより良いコンテンツに
想定ユーザー
「PDCA会計」の想定するユーザーは次の通り。
「PDCA会計(会計入門)の想定ユーザー」
- ・会計・決算書の初心者で独学している人。
- ・書籍や資格スクールの授業では理解できない方。
- ・具体的な決算書の読み方を学んで仕事に活かしたい人。
【補足】
このサイトは主に上場企業を対象とした決算書(金融商品取引法に基づく会計、会社法に基づく会計)を中心に説明しますが、現状の制度会計ではなく、理論や考え方を解説している部分もあります。
注意事項
このサイトは、実務的な視点からサイト管理者の経験に基づき解釈を加えて説明しています。また実務の視点で、かつ分かりやすく解説しようとしていますので教科書や参考書とは異なった説明も行っています。
従って、実際の仕事で決算書を使用する場合や、簿記などの資格を取得する場合の「一助」としてご利用ください。くれぐれも、簿記資格などの試験で当サイトの言葉をそのまま使用することのないようお願いします。
学べること
当サイトで学べることは次の通りです。
学べる事
- ・なぜ決算書を作らないといけないのかが分かる。
- ・勘定科目のうち、簡単な科目を理解することができる。
- ・貸借対照表と損益計算書の見方が分かる。
- ・会計学の基本的な用語を理解できる。
- ・簡単な財務指標の見方が分かる。
以上のことを、実際の仕事で役立つような情報を含めて説明します。