PDCA財務会計
更新日:2024年5月12日
公開日:2012年4月3日
「PDCA会計」の財務会計カテゴリです。
「PDCA財務会計」では、「上場企業」を対象とした決算書(金融商品取引法に基づく会計、会社法に基づく会計)を中心に説明しますが、現状の制度会計ではなく、理論や考え方を解説している部分もあります。
当サイトについては、「PDCA会計(運営情報)」で詳しく説明しています。
決算書が役立つ時とは
皆さんは次のような場面に遭遇したことはありませんか?
決算書の知識が役立つ場面
- ・取引先から会社の売上や利益等、業績を聞かれた。
- ・銀行等、金融機関から決算書の提出とその内容説明を求められた。
- ・自社の経営がどうなっているのか知りたい。
- ・経営者から部門の予算提出を求められた。
- ・新聞やニュースで、ある会社の年度決算について報道されていた。
- ・ある会社の株式に興味があるが、購入していいのかどうか分からない。
このような場面では、決算書を読めれば困ることはありません。
会社は1社1社、ビジネスとして様々な活動をしています。そしてその活動の1つ1つが、会計(正確には簿記)という道具を用いて数字として記録されることになります。
従って会計が分かれば、その会社がどのような活動をしたのかが1件1件の取引毎に分かるのです。
さらにこれらの会計記録を年毎や月毎等、ある期間中の活動を集計したものを「決算書」といいます。
決算書を読むと、その期間中に会社がどのような活動を行ってきたのかを大局的に読み取ることができます。
以上から決算書は会社の活動を知る上で非常に役に立つものです。
会計の勉強方法
最初に会計を学ぶことで得られるメリットを知りましょう。モチベーションを上げたり保つのに役立つので、学習効果も上がりますし、長続きします。
関連記事
会計学の用語は最初はとっつきにくく難しいと感じます。当サイトのように厳密な定義ではなく、分かりやすい言葉で解説した書籍やサイトで学習するとよいでしょう。
同時に簿記の学習をおすすめします。上述の通り、「ミクロ=簿記」「マクロ=会計」という関係にあります。簿記を学ぶと取引1件1件を把握できるので、会計と合わせると会社の取引毎や会社全体だけでなく、その中間である事業別、部署別、取引先別といった様々な切り口で会計データを分析できるようになります。
記事一覧
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