個人事業主の確定申告入門~開業から青色申告までの流れ

公開日:2019年1月30日

開業から青色申告までの流れ

今回は、開業から青色申告までの経理手続きの流れについてまとめましたのでご参考ください。

1.開業

開業時に個人の資金や資産を事業用に転用します。

また、開業前の準備として取引を行った場合にも同様にこれらを事業用に転用します。

以上の取引について仕訳を記入します。

次に開業時の手続きとして、開業届や青色申告承認申告書など、必要な書類を税務署などに届け出ます。

なお、通常、開業1年目は免税事業者となり消費税は納めませんので特に手続きは必要ありませんが、消費税を納付する課税事業者を選択する場合には別途届け出が必要になります。

2.期中取引

事業活動を行います。

例えば、商品を仕入れ、販売します。製造業であれば、材料などを仕入れ製造し、製品を作ります。

また、オフィスを開設し、従業員を雇用します。資金が不足していれば資金調達を行います。

従業員の雇用や専従者給与を必要経費にする場合には、税務署に各種の届出書を提出します。

以上の日々の取引について、仕訳を記入します。

3.決算仕訳

月次で現金主義によって記帳している場合には、売掛金や未払経費などの計上を行います。

また、減価償却費や貸倒引当金の計上、棚卸し結果を帳簿に反映するなどの手続きを行います。

さらには、事業主貸と事業主借の各勘定や、仮払、仮受消費税との相殺を行い、その他、収益費用の取り込み漏れがないかどうか、や残高確認などを行います。

4.会計帳簿の作成

仕訳帳(または伝票)と領収書や請求書などの証憑資料を、後に確認できるようにファイリングします。

また、総勘定元帳や現金出納帳、売掛帳、固定資産台帳などの各帳簿も会計ソフトから出力してファイリングします。

最後に貸借対照表と損益計算書を作成して出力しファイリングします。

5.青色申告の確定申告書類の作成

4.の帳簿を基にして、確定申告書類を作成します。

開業前にサラリーマンとして働いていた場合には、個人事業主の事業所得だけでなく、給与所得も申告するため、源泉徴収票などの証憑資料を添付します。

また、所得控除項目となる保険料や扶養控除などの記入や資料添付も行います。

これらの作業を終えて最終的に納付する所得税を計算します。

開業1年目から消費税も申告する場合には、消費税の申告書類も記入します。

6.確定申告書類の提出

毎年2月15日ごろから3月15日ごろまでが、確定申告書の提出期限になります。

提出方法は、税務署へ直接持参や郵送などの他に電子申告もあります。

これまでは申告用のIDとパスワードを付与してもらう手続きが必要でしたが、現在ではマイナンバーカードとカードリーダーで申告できるようになりました。

7.所得税の納付

所得税は3月15日ごろまでに納付します。

納付方法には、直接税務署にて現金で納付する方法、銀行から振替手続きする方法、電子納税する方法があります。

また、納付でなく、還付の場合には、確定申告後に、確定申告書に記入した金融機関に後日、振り込まれます。

消費税は3月31日ごろまでに納付します。還付についても所得税と同様です。

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