個人事業主の確定申告入門~青色申告の会計帳簿の種類

公開日:2019年1月30日

青色申告の会計帳簿の種類

今回は青色申告で作成する会計帳簿の種類についてまとめて解説します。

1.仕訳帳

仕訳帳ではなく、伝票を使用する場合もあります。

会計帳簿のうち、最も基本となる帳簿です。

日々の事業上の取引について、日付と借方、貸方に勘定科目と金額を記入します。

また、摘要欄には取引の内容や書類の番号(請求書Noなど)を簡単に記入しておきます。

2.総勘定元帳

仕訳帳と対をなす会計帳簿です。

通常、会計ソフトで仕訳帳を入力すれば、同時に総勘定元帳も作成されます。

総勘定元帳では、各勘定科目毎に、取引日と相手勘定科目や金額が記入され、残高が表示されます。

総勘定元帳をみれば、勘定科目別に日々の事業上の取引を簡単に把握できます。

3.出納帳、台帳(補助簿)

仕訳帳や総勘定元帳は、「主要簿」と言われ、必ず備え付けが必要となる会計帳簿です。

それに対して補完的な役割を果たす「補助簿」は、事業内容に応じて必要な帳簿だけ作成し備え付けます。

例えば、現金取引が多ければ、現金出納帳を作成し、固定資産が沢山ある場合には固定資産台帳を作成します。

補助簿のメリットは、現金取引や固定資産取引といった分類された取引ごとに日々の活動の詳細が把握できることです。

補助簿も会計ソフト上で作成できる場合もありますが、会計ソフトに機能がなければ、Excelを使って作成することが多いです。

3-1.現金出納帳

日々の現金取引を把握するために使用する会計帳簿です。

手書きで会計帳簿を作成していた時代には、総勘定元帳には摘要を記入しなかったため、現金出納帳を別途作成して、摘要を記入することで、現金取引の詳細が把握できるというメリットがありました。

しかし、現在では会計ソフトで会計帳簿を作成するようになり、会計ソフトの総勘定元帳では、仕訳帳で入力した摘要も表示されるようになったため、現在では、会計ソフトの現金勘定の総勘定元帳が現金出納帳の役割を果たしているといってもよいでしょう。

3-2.売掛帳、買掛帳

得意先元帳、仕入先元帳と言われる場合もあります。

各得意先や仕入先別に売掛金や買掛金の取引と残高が把握できるような会計帳簿です。

会計ソフトも得意先や仕入先をマスタ登録しておき、仕訳帳に取引先を入力することで、売掛帳や買掛帳を作成できる機能を有している場合があります。

しかし、取引先別の日付と金額は把握できても、商品や販売仕入れ数量など、より詳細な情報は把握できない仕様であることがほとんどです。

そこで、より詳細を把握する売掛帳、買掛帳を作成するために、販売・仕入管理ソフトやExcelで帳簿を作成する場合も少なくありません。

3-3.固定資産台帳

固定資産を建物、工具器具備品、機械設備、車両運搬具、ソフトウェアといったように種類別に管理するための台帳です。

それぞれの固定資産の取得日や取得価額、耐用年数、減価償却方法、償却額、未償却額、除却日といった情報を記入します。

固定資産台帳の機能を有する会計ソフトや、固定資産だけの専用ソフトもあります。事前に情報登録しておけば、減価償却費を自動計算してくれます。

固定資産が少なければExcelで台帳作成する場合も少なくありません。

固定資産台帳は減価償却費計算だけでなく、固定資産税の申告にも使用することから、固定資産を多く保有する場合には作成しておく会計帳簿といえます。

3-4.その他

その他の補助簿として、預金出納帳、経費帳、手形記入帳などが存在します。

上述の補助簿と同様、預金、手形などの分類で取引の詳細が把握できる会計帳簿です。

会計ソフトの総勘定元帳で代用もできますが、より詳細な情報を管理するのであれば、別途作成します。

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