工業簿記2級 まとめ(3)直接原価計算、その他、損益計算書

更新日:2019年11月26日
作成日:2017年5月21日

直接原価計算の全体像をまとめました

原価計算の全体像を把握したい時や、各ページの解説で、この項目が原価計算全体の中でどの部分に該当するのか理解したい時にご利用下さい。

直接原価計算の流れ

直接原価計算の流れは次の通りです。

1.変動費と固定費の分類

原価を変動費と固定費に分類します。主な方法として高低点法、費目別精査法があります。

2.直接原価計算とCVP分析

主に利益計画目的に利用されます。

分類した変動費と固定費を使用して、全部原価計算による損益計算書から直接原価計算による損益計算書を作成します。

全部原価計算による期首棚卸資産と期末棚卸資産に含まれる固定費について調整を行い、直接原価計算の営業利益を計算します。

CVP分析ですが、作成した損益計算書を将来の趨勢などを加味して計画数値に置き換えることで、利益計画用の損益計算書を作成します。

作成した計画用の損益計算書に対してCVP分析を行います。

例えば損益分岐図表に基づき、損益分岐点売上高や安全余裕率、損益分岐点比率などを計算します。

CVP分析による結果を検討し、数値の調整などを行い利益計画を作成します。

以上を繰り返すことで合理的な利益計画を作成します。

その他

直接原価計算以外の論点として本社工場会計があります。

製造に関する取引や材料、製品の倉庫への搬入・出庫など、工場で行われる取引について工場側で仕訳を行うことを「工場会計の独立」といいます。本社と工場の連携する取引については「本社」勘定、「工場」勘定を用います。

損益計算書と製造原価報告書

実際原価計算、標準原価計算と併せて、直接原価計算の損益計算書と製造原価報告書を掲載しています。

原価差異の表示方法や各原価計算による表示の違いなどが分かります。

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