先入先出法(原価計算)とは|計算方法を解説(例題あり)

記事最終更新日:2025年1月4日
記事公開日:2016年11月5日

材料費の単価計算方法の1つである先入先出法について、計算方法を中心に解説します。

※本記事は原価計算基準に基づき文章中心で解説しています。
勘定連絡図やイラストで視覚的に理解したい」
「材料費の仕訳だけでなく、取引の流れも知りたい」
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先入先出法とは

先入先出法とは、先に仕入れたモノから先に払い出したと仮定して棚卸資産の払出単価を計算する方法をいいます。

払出単価の計算方法には他にも個別法や平均法があります。

特徴

棚卸資産は新しい市場価格を反映しますが、売上原価が古い単価で計算されます。価格変動する場合には売上原価は払出時の市場価格を反映しません。

材料の消費価格

材料消費価格は、先入先出法などの方法で計算します。

計算方法

先に仕入れた材料から先に払い出したとして計算します。

修正先入先出法

総合原価計算で完成品原価を計算する場合に、完成品原価の内訳として月初仕掛品原価と当期製造費用を区別しないで計算する方法を修正先入先出法といいます。

計算例

  • 例題
  • 5/20.材料を10個払い出す。在庫は@2が5個(5/10購入) @4が10個(5/15購入)。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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