先入先出法と計算方法
記事最終更新日:2016年11月5日
記事公開日:2021年10月27日
先入先出法と計算方法を解説します。
先入先出法とは
先入先出法とは、先に仕入れたモノから先に払い出したと仮定して棚卸資産の払出単価を計算する方法をいいます。
払出単価の計算方法には他にも個別法や平均法があります。
特徴
棚卸資産は新しい市場価格を反映しますが、売上原価が古い単価で計算されます。価格変動する場合には売上原価は払出時の市場価格を反映しません。
材料の消費価格
材料消費価格は、先入先出法などの方法で計算します。
引用元:原価計算基準
「同種材料の購入原価が異なる場合、その消費価格の計算は、次のような方法による。
1 先入先出法(以下、省略)」
計算方法
先に仕入れた材料から先に払い出したとして計算します。
修正先入先出法
総合原価計算で完成品原価を計算する場合に、完成品原価の内訳として月初仕掛品原価と当期製造費用を区別しないで計算する方法を修正先入先出法といいます。
計算例
- 例題
- 1.材料を10個払い出す。在庫は@2が5個 @4が10個。
解答
- ・払出額 = @2 × 5個 + @4 × 5個 = 30
- ・払出単価 = 30 ÷ 10個 = @3
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