配賦基準とは|計算方法

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記事最終更新日:2023年6月27日
記事公開日:2020年6月7日

製造間接費の配賦基準と計算方法を解説します。

配賦基準とは

配賦基準とは、製造間接費を部門や製品、製造指図書の各原価に配分する際の基準をいいます。

製造間接費を部門原価や製品原価に配分することを配賦(はいふ)といい、原価計算基準では直接費の賦課(ふか)とは区別しています。

種類

直接作業時間や原料消費高、機械稼働時間などが代表的な配賦基準です。

製造間接費

製造間接費は製品1単位にどれ位、消費したのか直接的には把握できません。そこで、製造間接費と製品の間に相関関係が認められる数値を配賦基準として設定し、配賦基準に基づいて製造間接費を部門や製品(製造指図書)に配分します。

操業度との関係

操業度は配賦基準の大きさ(利用度)を定めます。

配賦率

製造間接費を配賦基準で除した数値を配賦率といいます。

予定配賦と実際配賦

実際原価計算では予定配賦率と実際配賦率が使用できます。原価計算基準に基づくと、個別原価計算では原則として予定配賦によって製造指図書へ製造間接費を配賦します。

予定配賦率は、製造間接費の年間予定額を予定操業度の基づく配賦基準で除して計算します。

標準配賦

標準原価計算では標準(間接費)配賦率を用いて製造間接費を計算します。

配賦額の計算方法

次の通り。

計算例

  • 例題
  • 1.製造間接費の年間予算額 1,000、基準操業度(配賦基準)50、当月の実際操業度 6

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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