シュラッター図と書き方
記事公開日:2021年11月8日
シュラッター図と書き方を解説します。
シュラッター図とは
シュラッター図とは、製造間接費の原価差異分析で用いるグラフをいいます。
製造間接費の原価差異分析
実際原価計算では、製造間接費配賦差異を予算差異と操業度差異に分解して計算します。
標準原価計算では、能率差異も含めて計算します。
予算差異と操業度差異
予算差異は生産効率の良し悪しを表し、操業度差異は固定費の利用効率の良し悪しを表します。
シュラッター図の例
実際原価計算のシュラッター図(変動予算)を下に示します。
書き方のポイント
次の通り。
書き方
- ・縦軸は製造間接費。横軸は操業度
- ・固定費の上に変動費の線を描く
- ・角度で配賦率(変動費率、固定費率)を表す
- ・値に関わらず予定(基準)操業度を右側、実際操業度を左側に描く
- ・予算許容額は変動費と実際操業度の交点
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※電子書籍WEB版(フリー)の一覧は「PDCA会計 日商簿記2級 工業簿記詳解-傾向と対策(電子書籍WEB阪)」内の「第3章 製造間接費」及び「第4章 部門別計算」に掲載
