工業簿記2級 部門別計算(まとめ):原価計算入門

作成日:2016年11月13日 更新日:2018年5月23日

前回に引き続き、部門別計算について解説します。

部門別計算とは、費目別計算で計算した直接費と間接費を各部門へ配分する手続をいい、原価計算における第2次の計算段階に該当します。
(第1次)費目別計算→(第2次)部門別計算→(第3次)製品別計算

このように段階的に製造原価を分類集計するのは、製品原価の正確な計算および原価管理を行うためです。

※原価計算(工業簿記)の入門段階では、各直接費は製品に賦課(ふか)し、製造間接費のみを部門別計算の範囲として各部門に配賦するように取り扱います

下記に学習上のポイントを参考に記載しました。ご利用ください。

※この「原価計算入門」のサイトでは、2級レベルの工業簿記を、衣服メーカーを例として毎回解説しています。

種類別の勘定連絡図(個別、総合、標準)

クリックすると、実際個別原価計算、実際総合原価計算、標準原価計算それぞれの勘定連絡図(簿記2級で出題される典型的なケース)が別窓で開きます。

学習のポイント

0.部門と部門費の分類
1.各部門への原価の集計
 ①賦課(部門個別費)
 ②配賦(部門共通費)
2.補助部門の製造部門への配賦
 ①直接配賦法
 ②相互配賦法

部門別計算(直接配賦法と相互配賦法)

前回までで解説が終了したので、まとめを掲載します。

部門の分類

項目説明具体例
製造部門直接製造作業の
行なわれる部門
切抜部、裁縫部、取付部など
補助部門製造部門に対して
補助的関係にある部門
運搬部、清掃部、
材料部、工場事務部など

部門個別費と部門共通費

項目説明具体例手続
部門個別費部門別に直接的に
認識できる費目
補助材料費、旅費交通費など賦課
部門共通費部門別に直接的には
認識できない費目
減価償却費、賃借料、電力料など配賦

補助部門費の配賦方法

項目説明
直接配賦法補助部門から補助部門への配賦は行わず、
製造部門のみに配賦する方法
相互配賦法補助部門も含めて自部門以外の部門に配賦を行い(一次配賦)、
次の二次配賦では製造部門のみに配賦する方法

終わりに

今回で部門別計算の解説が終了しました。
次回から製品別計算について解説します。

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