研究開発費と仕訳

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記事最終更新日:2021年10月7日
記事公開日:2018年4月19日

研究開発費と仕訳を解説します。

研究開発費とは

研究開発費(けんきゅうかいはつひ)とは、新しい知識の発見を目的とした調査及び探求や新製品の開発のためなどに要した費用をいいます。

範囲

研究開発に要した人件費や外部業者への委託費用、材料費、減価償却費など、研究開発のために費消した全ての費用が研究開発費の範囲です。

会計処理

将来収益の獲得可能性が不明であるため、研究開発費等に係る会計基準に基づき発生時の費用として処理します。

費用の配賦

人件費や減価償却費の一部を研究開発費に振り替える場合には、原価計算の配賦基準に基づいて費用を計算するなど合理的な方法によって行います。

研究開発費の仕訳

研究開発費勘定(費用に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
直接計上研究開発費×××現金預金、未払金など×××
振り替え計上研究開発費×××給料×××
減価償却費×××
その他勘定科目×××

P/L上の表示

原則として販売費及び一般管理費の区分に表示します。ただし当期製造費用としての表示が認められる場合があります。

仕訳例

  • 1.研究開発費100を計上した。代金は来月支払う。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1研究開発費100未払金100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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