5-1 貸倒引当金の評価

貸倒引当金の個別評価と一括評価

簿記3級では、貸倒引当金の見積方法として、「売掛金や受取手形などの債権残高に対して、過去の貸倒実績に基づいて貸倒引当金を見積もる方法」を学習しました。

このように、ある時点(通常は決算時)の「債権残高全体」に対して、過去の貸倒実績率などを用いて貸倒引当金を設定することを「一括評価」といいます。

これに対して、ある個別の債権(通常はA社、B社といった取引先の債権)に対して、債権全体の過去の貸倒実績率とは異なり、個別に回収可能性を判断して貸倒引当金を設定する場合があります。これを「個別評価」といいます。

個別評価と仕訳

個別評価の場合も一括評価と同様に仕訳します。

評価の対象範囲

貸倒引当金は債権に対して設定します。

売掛金や受取手形だけでなく、貸付金や営業外受取手形、立替金など「商品の販売により発生した債権以外の債権」にも、貸倒引当金を設定する場合があります。

計算方法は、売掛金や受取手形と同様です。

仕訳問題

No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1貸倒引当金繰入200,000貸倒引当金200,000
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仕訳問題(ランダム出題)

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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著者プロフィール