15-2 資本連結の仕訳(続きその2)

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(資本連結3)のれんが存在する場合

上の仕訳に、もう1つ設定を追加します。

例えば、合計1,000の株主資本(資本金700 資本準備金100 利益剰余金200)を有する会社の株式80%を、850万円で購入して、子会社にした場合を考えます。

イメージ図は、次の通り。

資本連結(のれん)

上の(資本連結2)と同様に仕訳すると

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
資本連結資本金700子会社株式850
資本準備金100非支配株主持分200
利益剰余金200

一見、合っているように見えますが、貸借の合計額が一致しません(借方1,000 貸方1,050)。

この差額は、株主資本1,000の子会社の80%(800)を、親会社が850で購入したことに起因します。

親会社が株主資本よりも高い額で購入した理由には、会計数字に表せないブランドや組織事業上の強みを評価したから、と考えることができます。

超過収益力」ともいい、簿記では「のれん」で仕訳します。

「のれん」を上の仕訳に反映すると、

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
資本連結資本金700子会社株式850
資本準備金100非支配株主持分200
利益剰余金200
のれん50

となります。

資本連結(のれん)

まとめ

今回は、資本連結の仕訳を解説しました。

次に、開始仕訳を解説します。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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