(中長期計画)日商簿記3級・2級など電子書籍の販路をAmazon Kindleに一本化します(PDCA会計のP:Plan)
公開日:2026年3月5日
PDCA会計をご利用頂きありがとうございます。
2026年3月中に、日商簿記3級・2級をはじめとした全ての電子書籍の販路を、Amazon Kindleに一本化することにしましたのでお知らせします。
これまでの経緯
2018年にAmazon Kindleで電子書籍の販売を開始。仕訳問題集が継続的に上位にランキングされた結果、ある程度の売上を稼得しましたが、日商簿記3級・2級テキストをはじめ苦戦のまま伸び悩む書籍も多く、全体としては想定を下回る売上が続きました。
そこで、2022年、中長期的な取り組みとして、短期的な売上よりも知名度の獲得を目的に、Amazon Kindle以外の電子書籍ユーザーをターゲットとして、上級者(日商簿記1級以上)向けの電子書籍を除く全ての電子書籍の販路を、楽天koboやGoogle,Appleなどの複数のプラットフォームにまで拡大することにしました。
その後、現在までの間に「日商簿記3級・2級電子書籍テキストの継続的な無料キャンペーン(Kindle Unlimited対象書籍ではできない取り組み)」をはじめ、「電子書籍の更新(品質向上)」、「WEBコンテンツの充実化(ネット試験の模擬試験、仕訳問題サイトなど)」、「電子書籍WEB版(全ページフリー)の公開」、「電子書籍の表紙デザイン・WEBデザインの向上」、および「SNSの活用」など、PDCA会計の知名度を高める活動に取り組んできました。
分析
今回の決定にあたって、PDCA会計では、次の通り、分析しています。
以上の活動の結果、日商簿記3級・2級テキストのユーザー数は大きく増加し、また、Amazon Kindleでも主要ワードでの表示順位が上がってきました。一方で売上は以前よりも大幅に減少しました(売上減少の要因は複数プラットフォーム活用によるKindle Unlimited終了以外の理由も特定)。
電子書籍市場は成長が鈍化しつつあります。ビジネス書籍(実用書)に限って観れば、2023年度にはマイナス成長となりました。
また、日商簿記関連のコンテンツとして、他のコンテンツ(紙書籍、WEB、動画、スマホアプリ)との比較においても、電子書籍は他と競合しやすく、さらに受験者のニーズを満たす機能においても、強みになるものは少ないといえます。
このような実情からか、人気上位にランキングするコンテンツ同士の比較においても、電子書籍は数年間、ユーザーに目立った新たな価値は提供しておらず、現状維持を保っています。
プラットフォームについての他コンテンツとの比較においても、電子書籍は検索機能やレビュー機能といった点において、現状では、相対的に劣り、求めるコンテンツにユーザーがたどり着きにくいといえます。また、レビュアーによる情報操作が行いやすく、レビュアーが育っていない現状と相まって、玉石混交や悪貨は良貨を駆逐しやすいものになっているといえます(これに対して、物販については、私は様々な取り組みを高く評価しています)。
実用書の個人出版が可能な電子書籍プラットフォーム同士の比較については、Amazon Kindleが個人出版者の顧客となる読者数において他を圧倒しています。Amazon Kindleストアでの独占販売を条件とする「Kindle Unlimited」対象書籍とすることが、個人出版者が収入を得るための常套手段となっていることから、収入を優先する場合においては、一般的には、他のプラットフォームは選択されません。
2027年の手形廃止やリース会計基準の改正によって、来年の2027年度には日商簿記の試験範囲が改定されることが商工会議所より既に開示されています。その他、2025年12月に施行されたスマホ新法が機会といえます。
PDCA会計の今後の対応
以上の分析結果を踏まえ、PDCA会計では、複数プラットフォームでの出版作業の事務負担をなくし、かつ、これまでの活動による知名度の向上を活かして、売上を優先すべく、Amazon Kindleに販路を一本化することにしました。全ての書籍をKindle Unlimited対象とします。
タイミングについて、現時点においてもAmazon Kindle上におけるPDCA会計の知名度は必ずしも十分とはいえませんが、来年の日商簿記の試験範囲改定を考えると今が好機と考えました。
スケジュールとしては、今月2026年3月中にAmazon Kindle以外のプラットフォームで販売している電子書籍の出版を停止し、全ての電子書籍をKindle Unlimited対象とする予定です。
今後ともPDCA会計をよろしくお願い申し上げます。