商業簿記2級講座|解説サイト(独学応援)

「PDCA会計」の日商簿記2級(商業簿記)のTOPページ。前半に記事一覧。後半には日商簿記2級(商業簿記)の勉強方法などを掲載。
PDCA会計(WEB)の特徴
- ・日商簿記の試験範囲に捉われない
- ・簡潔明瞭かつ網羅的な解説
- ・定義、趣旨、会計基準、税務、実務についても解説
- ・文章主体(図表は少なめ)→会計ルールは法律と同じ(難解な文)
- ・成長するサイト→PDCAサイクルでより良いコンテンツに
日商簿記に準拠した解説は電子書籍で行っています。
PDCA会計(電子書籍)の特徴
- ・日商簿記の試験範囲に準拠
- ・実務に役立つ詳しい解説
- ・図表や画像を掲載
- ・仕訳問題が豊富
商業簿記2級講座|解説サイト(独学応援)
目次
商業簿記2級の勉強方法
簿記3級と同じように仕訳を覚えることが学習の基本です。
ただし出題範囲が広くなり勘定科目や仕訳ボリュームが多いので、基本テキスト+仕訳問題でインプットだけでなく数多くの演習に取り組みましょう。
出題範囲も広がるので計画やモチベーションなども重要です。簿記2級の独学ノウハウを下記記事にまとめています。
問題の特徴
基本テキスト+αを網羅すれば出題パターンは限られていますので十分に合格点を取ることは可能です。「+α」は計算問題が難しいや応用問題など。過去問(2021年以降は類題)や下記に紹介する仕訳問題集を解けば対応できるようになります。
試験では第1問に仕訳問題が出題されますが、第2問、第3問でも期中取引や決算整理の仕訳を解かないと正解につながりません。
勉強時間を確保してインプットとアウトプットのバランスと量を間違えなければ、簿記3級の延長で覚えていけます。
出題形式の変更と対策
2021年度に出題形式が変更しました。
2021年度出題形式の変更
- ・試験時間 120分→90分
- ・難問ではなく標準問題を早く正確に解くスキルが問われる
- ・より広範囲な出題に。ヤマ当て合格の可能性は低くなる
従ってテキストの出題範囲をできるだけ網羅し、アウトプット重視で問題演習を繰り返し早く正確に解く力を養うことが合格するためのポイントといえます。
もう1つの対策は「取捨選択」です。優先順位を付けて時間がかかりそうな問題は後回しにする、時間がなければ捨て問にする、配点高い問題や部分点を狙うなど、時間が短くなり時間配分の戦術性も高まりました。日頃の問題演習でこういった点も意識を高めて取り組むと本試験でも力を発揮でき勝負強くなります。
基本テキストの選び方と使い方
自分の学習スタイルに合ったテキストを選ぶことと計画を立てて週単位で進捗状況を確認しながら読み進めることです。簿記3級を勉強していない人は簿記3級のテキストも含めて計画します。
1周目は理解できていない部分があってもスピード優先で読み終えること。2週目以降は仕訳問題集も併行してアウトプット重視に移行していきます。問題を解くたびに点数を記録しておくと1周目と2週目とで効果が実感でき、モチベーション維持向上につながります。
PDCA会計の電子書籍は日商簿記の試験範囲に準拠した、本サイトよりも詳しい解説や豊富な基本仕訳問題を掲載しています。
PDCA会計電子書籍の用途
- ・メインテキストとして使用
→2回目以降の受験で他のテキストでは合格できなかった人。勉強コストを低く抑えたい人。 - ・2冊目の補助テキストとして使用
→紙面の有名テキストを机などでじっくりと読み解きし、空いた時間にスマホでPDCA会計を使用
連結会計、税効果会計対策
連結会計は出題範囲が広く、出題された場合には合否を左右する可能性が高い論点です。重要論点として理解しながら学習します。ただし2021年度の出題形式変更によって、以前に出題された難問が出題される可能性はほとんどなく標準的な出題が予想されます。
これに対して税効果会計は理解するのに難しい論点ですが、連結会計のような合否を左右するような高配点ではなく部分点ですので、仕訳の暗記だけでも対応できます。簿記1級や税理士、公認会計士など、より高い目標を持っているのであれば今のうちから理解を深めておいてもよいと思います。
PDCA会計では理解を深めたい人や他のテキストでは理解できなかった人を対象に連結会計と税効果会計の専門テキストを出版しています。よろしければご利用頂ければと思います。
問題集の選び方と使い方
大きく分けて仕訳問題集と総合問題集があります。レベルも基本問題から本試験レベルまで様々ですので現在の自分に合った問題集を選びます。
簿記2級の商業簿記では大問毎に大体の試験範囲が決まっています。
日商簿記2級(商業簿記)の試験内容
- ・第1問→仕訳問題
- ・第2問→勘定記入(有価証券、商品売買、固定資産など)、株主資本等変動計算書、連結合併、銀行勘定調整表など
- ・第3問→精算表、財務諸表、連結会計
例えば基本テキストに掲載の基本仕訳が解けても本試験の問題ではより長文で出題されるため試験対策としては不十分ですし、B/S、P/Lの作成問題を完璧に解ける実力があっても勘定記入問題の演習が不足していれば転記ミスや計算ミス、時間不足が原因で第2問は思うように得点できないかもしれません。
本試験の内容やレベルを知るには本試験の類題を解くことが一番です。全て解く必要はなく眺めるだけでも構いませんので、早い段階で一度本試験レベルの問題を解いておきましょう。
※2021年度から過去問は掲載・販売されなくなりました。有名専門学校の本試験用問題集を利用しましょう。
PDCA会計の仕訳問題集は過去問の傾向を分析して第1問から第3問で出題される仕訳問題を掲載しています。第2問は事前に少し対策しておくだけで合格に近づくので専用の問題集を出版しています。
※下の画像は「PDCA会計 簿記2級 商業簿記 問題集 仕訳徹底演習100問 傾向と対策」の問題(本試験レベル)

基本仕訳が理解できるようになった段階で活用すると本試験レベルの実力を養えます。