商業簿記2級講座|解説サイト(独学応援)

更新日:2025年7月29日
公開日:2020年2月22日

「PDCA会計」の日商簿記2級(商業簿記)のTOPページ。前半に記事一覧。後半には日商簿記2級(商業簿記)の勉強方法などを掲載。

日商簿記2級の概要

日商簿記は商工会議所が主催となり実施する資格試験です。

項目内容
レベル経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
受験の条件学歴、年齢、性別、国籍を問わない。
方式統一試験・ネット試験・団体試験
実施時期統一試験:年3回(2月、6月、11月)
ネット試験:随時
団体試験:企業・学校等と協議の上、決定
試験場所統一試験:全国各地
ネット試験:各地のテストセンター
試験科目商業簿記・工業簿記(原価計算を含む):5題以内
試験形式統一試験:筆記試験
ネット試験:CBT方式(PC端末を使用)
試験時間90分
合格基準70%以上
合格率統一試験:11.9%-24.8%(第162~166回)
ネット試験:35.2%(2023年4月~2024年3月)
持ち物統一試験:受験票、身分証明書、電卓、筆記用具
ネット試験:身分証明書、電卓
受験料5,500(税込)※1
備考※1:別途、事務手数料が必要な場合あり。
引用元商工会議所ホームページ 簿記2級サイト
URL:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2/

試験問題

第1問から第3問が商業簿記、第4問と第5問で工業簿記(原価計算を含む)が出題されます。

区分大問出題内容配点
商業簿記第1問仕訳問題5題20点
第2問・勘定元帳・台帳記入
・銀行勘定調整表
・連結会計/合併
・株主資本等変動計算書など
20点
第3問総合問題(精算表、B/S、P/Lの作成など)20点
工業簿記第4問・第5問・仕訳問題3題
・勘定記入
・部門別原価計算
・製造間接費差異分析
・個別/総合/標準原価計算
・直接原価計算/CVP分析など
各20点

各大問とも20点の配点のため、幅広い出題範囲を網羅的に学習する必要があります。

商業簿記2級の勉強方法

簿記3級と同じように仕訳を覚えることが学習の基本です。

ただし出題範囲が広くなり勘定科目や仕訳ボリュームが多いので、基本テキスト+仕訳問題でインプットだけでなく数多くの演習に取り組みましょう。

出題範囲も広がるので計画やモチベーションなども重要です。簿記2級の独学ノウハウを下記記事にまとめています。

問題の特徴

基本テキスト+αを網羅すれば出題パターンは限られていますので十分に合格点を取ることは可能です。「+α」は計算問題が難しいや応用問題など。過去問(2021年以降は類題)や下記に紹介する仕訳問題集を解けば対応できるようになります。

試験では第1問に仕訳問題が出題されますが、第2問、第3問でも期中取引や決算整理の仕訳を解かないと正解につながりません。

勉強時間を確保してインプットとアウトプットのバランスと量を間違えなければ、簿記3級の延長で覚えていけます。

出題形式の変更と対策

2021年度に出題形式が変更しました。

テキストの出題範囲をできるだけ網羅し、アウトプット重視で問題演習を繰り返し早く正確に解く力を養うことが合格するためのポイントといえます。

もう1つの対策は「取捨選択」です。優先順位を付けて時間がかかりそうな問題は後回しにする、時間がなければ捨て問にする、配点高い問題や部分点を狙うなど、時間が短くなり時間配分の戦術性も高まりました。日頃の問題演習でこういった点も意識を高めて取り組むと本試験でも力を発揮でき勝負強くなります。

基本テキストの選び方と使い方

自分の学習スタイルに合ったテキストを選ぶことと計画を立てて週単位で進捗状況を確認しながら読み進めることです。簿記3級を勉強していない人は簿記3級のテキストも含めて計画します。

1周目は理解できていない部分があってもスピード優先で読み終えること。2週目以降は仕訳問題集も併行してアウトプット重視に移行していきます。問題を解くたびに点数を記録しておくと1周目と2週目とで効果が実感でき、モチベーション維持向上につながります。

連結会計、税効果会計対策

連結会計は出題範囲が広く、出題された場合には合否を左右する可能性が高い論点です。重要論点として理解しながら学習します。ただし2021年度の出題形式変更によって、以前に出題された難問が出題される可能性はほとんどなく標準的な出題が予想されます。

これに対して税効果会計は理解するのに難しい論点ですが、連結会計のような合否を左右するような高配点ではなく部分点ですので、仕訳の暗記だけでも対応できます。簿記1級や税理士、公認会計士など、より高い目標を持っているのであれば今のうちから理解を深めておいてもよいと思います。

問題集の選び方と使い方

大きく分けて仕訳問題集と総合問題集があります。レベルも基本問題から本試験レベルまで様々ですので現在の自分に合った問題集を選びます。

簿記2級の商業簿記では大問毎に大体の試験範囲が決まっています。

例えば基本テキストに掲載の基本仕訳が解けても本試験の問題ではより長文で出題されるため試験対策としては不十分ですし、B/S、P/Lの作成問題を完璧に解ける実力があっても勘定記入問題の演習が不足していれば転記ミスや計算ミス、時間不足が原因で第2問は思うように得点できないかもしれません。

本試験の内容やレベルを知るには本試験の類題を解くことが一番です。全て解く必要はなく眺めるだけでも構いませんので、早い段階で一度本試験レベルの問題を解いておきましょう。

※2021年度から過去問は掲載・販売されなくなりました。有名専門学校の本試験用問題集を利用しましょう。

記事一覧

日商簿記で出題される仕訳等の解説記事になります。

学習方法・試験情報

1.基本テキスト(電子書籍WEB版)

2.ネット試験対策・仕訳問題

3.現金預金、有価証券、債権債務

4.引当金・債務保証

5.商品、売上と仕入、有形・無形固定資産、リース会計

6.外貨建て取引

7.収益と費用、税金

8.決算手続き

9.株式会社会計、本支店会計

10.合併・連結会計、税効果会計

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日商簿記ネット試験の模擬問題

ネット試験の操作に慣れることで合格率アップにつながります。

電子書籍WEB版

日商簿記3級・2級(商業簿記・工業簿記)テキストをフリーで閲覧できます。

仕訳問題

PDCA会計が発売・公開中の電子書籍とアプリに掲載の仕訳問題を当サイト上で全問解けます。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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著者プロフィール

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