商業簿記2級講座|解説サイト(独学応援)
最終更新日:2024年9月4日
「PDCA会計」の日商簿記2級(商業簿記)のTOPページ。前半に記事一覧。後半には日商簿記2級(商業簿記)の勉強方法などを掲載。
PDCA会計(WEB)の特徴
- ・日商簿記の試験範囲に捉われない
- ・簡潔明瞭かつ網羅的な解説
- ・定義、趣旨、会計基準、税務、実務についても解説
- ・文章主体(図表は少なめ)→会計ルールは法律と同じ(難解な文)
- ・成長するサイト→PDCAサイクルでより良いコンテンツに
日商簿記に準拠した解説は電子書籍で行っています。
PDCA会計(電子書籍)の特徴
- ・日商簿記の試験範囲に準拠
- ・実務に役立つ詳しい解説
- ・図表や画像を掲載
- ・仕訳問題が豊富
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目次
商業簿記2級の勉強方法
簿記3級と同じように仕訳を覚えることが学習の基本です。
ただし出題範囲が広くなり勘定科目や仕訳ボリュームが多いので、基本テキスト+仕訳問題でインプットだけでなく数多くの演習に取り組みましょう。
出題範囲も広がるので計画やモチベーションなども重要です。簿記2級の独学ノウハウを下記記事にまとめています。
問題の特徴
基本テキスト+αを網羅すれば出題パターンは限られていますので十分に合格点を取ることは可能です。「+α」は計算問題が難しいや応用問題など。過去問(2021年以降は類題)や下記に紹介する仕訳問題集を解けば対応できるようになります。
試験では第1問に仕訳問題が出題されますが、第2問、第3問でも期中取引や決算整理の仕訳を解かないと正解につながりません。
勉強時間を確保してインプットとアウトプットのバランスと量を間違えなければ、簿記3級の延長で覚えていけます。
出題形式の変更と対策
2021年度に出題形式が変更しました。
<出題形式>
- ・試験時間 120分→90分
- ・難問ではなく標準問題を早く正確に解くスキルが問われる
- ・より広範囲な出題に。ヤマ当て合格の可能性は低くなる
テキストの出題範囲をできるだけ網羅し、アウトプット重視で問題演習を繰り返し早く正確に解く力を養うことが合格するためのポイントといえます。
もう1つの対策は「取捨選択」です。優先順位を付けて時間がかかりそうな問題は後回しにする、時間がなければ捨て問にする、配点高い問題や部分点を狙うなど、時間が短くなり時間配分の戦術性も高まりました。日頃の問題演習でこういった点も意識を高めて取り組むと本試験でも力を発揮でき勝負強くなります。
基本テキストの選び方と使い方
自分の学習スタイルに合ったテキストを選ぶことと計画を立てて週単位で進捗状況を確認しながら読み進めることです。簿記3級を勉強していない人は簿記3級のテキストも含めて計画します。
1周目は理解できていない部分があってもスピード優先で読み終えること。2週目以降は仕訳問題集も併行してアウトプット重視に移行していきます。問題を解くたびに点数を記録しておくと1周目と2週目とで効果が実感でき、モチベーション維持向上につながります。
連結会計、税効果会計対策
連結会計は出題範囲が広く、出題された場合には合否を左右する可能性が高い論点です。重要論点として理解しながら学習します。ただし2021年度の出題形式変更によって、以前に出題された難問が出題される可能性はほとんどなく標準的な出題が予想されます。
これに対して税効果会計は理解するのに難しい論点ですが、連結会計のような合否を左右するような高配点ではなく部分点ですので、仕訳の暗記だけでも対応できます。簿記1級や税理士、公認会計士など、より高い目標を持っているのであれば今のうちから理解を深めておいてもよいと思います。
問題集の選び方と使い方
大きく分けて仕訳問題集と総合問題集があります。レベルも基本問題から本試験レベルまで様々ですので現在の自分に合った問題集を選びます。
簿記2級の商業簿記では大問毎に大体の試験範囲が決まっています。
日商簿記2級(商業簿記)の試験内容
- ・第1問→仕訳問題
- ・第2問→勘定記入(有価証券、商品売買、固定資産など)、株主資本等変動計算書、連結合併、銀行勘定調整表など
- ・第3問→精算表、財務諸表、連結会計
例えば基本テキストに掲載の基本仕訳が解けても本試験の問題ではより長文で出題されるため試験対策としては不十分ですし、B/S、P/Lの作成問題を完璧に解ける実力があっても勘定記入問題の演習が不足していれば転記ミスや計算ミス、時間不足が原因で第2問は思うように得点できないかもしれません。
本試験の内容やレベルを知るには本試験の類題を解くことが一番です。全て解く必要はなく眺めるだけでも構いませんので、早い段階で一度本試験レベルの問題を解いておきましょう。
※2021年度から過去問は掲載・販売されなくなりました。有名専門学校の本試験用問題集を利用しましょう。
※次のページでは「基本レベル」と「本試験レベル」の2種類の仕訳問題を解くことができます。
記事一覧
日商簿記で出題される仕訳等の解説記事になります。
学習方法・試験情報
1.現金預金、有価証券、債権債務
- 1-1.現金預金
- 銀行勘定調整表とは|項目・書き方・仕訳を解説
- 1-2.有価証券
- 有価証券とは|基本仕訳を分かりやすく解説(簿記2級)
- 売買目的有価証券とは|仕訳と期末評価手続き(簿記2級)
- 満期保有目的債券とは|仕訳と償却原価法を解説(簿記2級)
- 子会社株式とは|仕訳を分かりやすく解説(簿記2級)
- 関連会社株式とは|基本仕訳と表示科目を解説(簿記2級)
- その他有価証券とは|仕訳と評価差額金を解説(簿記2級・上級)
- 受取配当金とは|仕訳と経理実務を解説(簿記2級・上級)
- 1-3.売掛金と買掛金
- 債権売却損とは|仕訳を分かりやすく解説(簿記2級)
- 1-4.その他債権債務
- 貸付・借入の短期長期の振替と仕訳(簿記2級)
- 預り保証金とは|仕訳をシンプルに解説(簿記2級)
- 1-5.手形・電子記録債権債務
- 手形とは|勘定科目や用語・種類をシンプルに解説(入門)
- 手形の裏書譲渡|仕訳と勘定科目を解説(簿記2級・上級)
- 割引手形と仕訳
- 営業外受取手形と仕訳
- 営業外支払手形と仕訳
- 不渡手形と仕訳
- 手形更改と仕訳
- 電子記録債権債務と仕訳
2.引当金・債務保証
- 2-1.貸倒引当金
- 営業外債権(貸付金など)と貸倒引当金
- 貸倒引当金と一括評価
- 貸倒引当金と個別評価
- 金銭債権の評価方法
- 貸倒懸念債権と仕訳
- 破産更生債権等と仕訳
- 貸倒引当金とB/S表示
- 貸倒引当金とP/L表示
- 2-2.その他の引当金・債務保証
- 商品保証引当金と仕訳
- 賞与引当金と仕訳
- 退職給付引当金と仕訳
- 修繕引当金と仕訳
- 債務保証と仕訳
3.商品、売上と仕入、有形・無形固定資産、リース会計
- 3-2.有形固定資産
- 直接法と間接法|減価償却費
- 定率法と計算方法
- 200%定率法と計算方法
- 生産高比例法と計算方法
- 割賦購入と仕訳|有形固定資産
- 圧縮記帳と仕訳|直接控除方式
- 国庫補助金と仕訳
- 工事負担金と仕訳
- 有形固定資産の除却と仕訳
- 有形固定資産の廃棄と仕訳
- 火災保険と仕訳|未決算勘定
- 建設仮勘定と仕訳
- 3-3.無形固定資産、その他の投資
- ソフトウェアと仕訳|自社利用目的
- ソフトウェア仮勘定と仕訳
- のれんと仕訳
- 特許権と仕訳
- 商標権と仕訳
- 長期前払費用と仕訳
4.外貨建て取引
5.収益と費用、税金
- 5-1.収益と費用
- 研究開発費と仕訳
- 5-2.税金その他
- 法人税等の追徴と仕訳
- 法人税等の還付と仕訳
- 所得税額控除と仕訳方法
- 消費税の還付と仕訳
6.決算手続き
7.株式会社会計、本支店会計
- 7-1.株式会社会計
- 株式会社と会社法
- 資本金と仕訳
- 資本準備金と仕訳
- 新株式申込証拠金と仕訳
- その他資本剰余金と仕訳
- 別段預金と仕訳
- 創立費と仕訳
- 開業費と仕訳
- 株式交付費と仕訳
- 株式会社の設立と仕訳
- 新株発行と仕訳|増資
- 利益準備金と仕訳
- 繰越利益剰余金と仕訳
- 任意積立金と仕訳方法
- 新築積立金と仕訳
- 配当平均積立金と仕訳
- 別途積立金と仕訳
- 未払配当金と仕訳|剰余金の処分
- 計数変動と仕訳
- 7-2.本支店会計
- 本支店会計と仕訳
8.合併・連結会計、税効果会計
- 8-1.合併・連結会計
- 合併と仕訳方法
- パーチェス法と仕訳
- 連結会計とは
- 資本連結と仕訳
- 非支配株主持分と連結仕訳
- 連結仕訳|当期純利益(損益)の振替
- 連結仕訳|のれん償却
- 開始仕訳とは
- 連結修正仕訳の作り方|商品売買取引
- 土地の売却と連結仕訳
- 配当金と連結仕訳
- ダウンストリームとアップストリーム|未実現利益の連結仕訳
- 連結精算表の作り方
- 連結財務諸表と作り方
- 8-2.税効果会計
- 税効果会計とは
- 法人税等調整額と仕訳
- 繰延税金資産と仕訳
- 繰延税金負債と仕訳