まえがき

本書は日商簿記2級(工業簿記)の解説書です。

商業簿記の知識がある方を前提として、解説しています。商業簿記をまだ学習していない方は、商業簿記を先に、または工業簿記との併行学習をお勧めします。

工業簿記でも仕訳など商業簿記の知識を必要とします。

仕訳だけでなく、「勘定連絡図」が度々登場するため、少なくとも簿記3級の基本的な知識(仕訳の書き方・総勘定元帳への転記の仕方・基本的な勘定科目の仕訳など)を学習してから、本書で学習することをお勧めします。

本書では、工業簿記の分かりにくい・似たようなたくさんの用語や手続き・計算方法について、豊富な図表やイラストを掲載して解説しています。

特に、原価計算手続きのつながりを理解しやすくするために、勘定連絡図を豊富に掲載しました。

例題は、本試験の類題を取りそろえ、1つ1つ順を追って、図や計算式を丁寧に再掲しながら解説する形式とすることで、スマートフォンでも学習しやすくなっています。

他にも、分析した本試験問題の傾向について、章ごとに<学習POINT>や<問題対策>としてまとめ、さらに各論ごとに<出題可能性・重要度>を掲載しました。

その結果、「試験範囲を網羅した詳細なテキスト」というコンセプトだけでなく、「計画的に効果的かつ効率的に学習して、合格するための戦略書」という役割もこなす解説書に仕上がっています。

商業簿記と比較すると、工業簿記は理解するまでが大変ですが、一度理解できれば安定して高得点が期待できます。

本書が工業簿記の理解に役立ち、「工業簿記が分かるようになった」「日商簿記2級に合格できた」という方が増えれば幸いです。

2023年7月6日

須藤 恵亮

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仕訳問題(ランダム出題)

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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著者プロフィール