5-4 賞与引当金

賞与引当金とは

賞与引当金とは、従業員(いわゆる会社員)に支払う賞与(いわゆるボーナス)の発生に備えて、事前に費用(損失)を見積もった金額(引当金)をいいます。

賞与の性質

賞与とは、既に会社に提供された労働に対して支払う性質を持っているとされています。

すなわち、「労働対価の後払い」といえます。

従って、将来の賞与支払いに備えて、事前に費用(損失)として金額を見積もり、引当金として計上します。

※実務で賞与引当金を見積もる場合には、賞与規程などに記載された賞与の基準に基づいて、賞与引当金の見積額を算定します。

賞与引当金の仕訳

賞与引当金の増減に関する取引は、「賞与引当金」「賞与引当金繰入(費用に属する勘定科目)」で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
引当金の設定賞与引当金繰入×××賞与引当金×××
賞与の支払い賞与引当金×××現金預金など×××
賞与×××

仕訳問題

No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1賞与引当金繰入2,500,000賞与引当金2,500,000
2賞与引当金2,500,000当座預金3,000,000
賞与500,000

解説

問題2.
¥2,500,000は第1期に計上した賞与引当金を取り崩し、借方に賞与引当金を記入します。

支給額¥3,000,000との差額¥500,000は賞与引当金を計上していない部分であるため、「賞与(費用に属する勘定科目)」を借方に記入します。

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仕訳問題(ランダム出題)

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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著者プロフィール