14-1 株式会社とは

日商簿記3級では株式会社を想定した取引が出題されます。具体的には株式に関する取引を中心に出題されます。

株式は株式会社が発行しますので、株式会社について知っておけば株式に関する仕訳を理解するのに役立ちます。

株式会社とは

株式会社とは、株式を発行してお金を調達し、そのお金で事業活動を行う会社のことをいいます。

会社が事業(ビジネス)を行うためには、元手となる資金が必要です。

この資金を集める場合には借り入れという方法がありますが、株式会社の場合には、もう一つの手段として株式の発行があります。

株式とは

株式とは、会社経営にとって重要な意思決定に参加する権利を細分化したものをいいます。

一般的には株式とはいわず、単に「株」ということが多いです。

また、株式の保有者を「株主」といいます。

「株式会社の所有者は株式を保有した株主である」ということができます。

有名な大企業のほとんどは、株式を一般人が購入できるよう株式市場に参加しており(このような会社を「上場企業」といいます)、数万円で購入できる株式も少なくありません。

1単位でも購入すれば、購入者はその会社の株主です。例えば発行されている株主の総数が100単位であれば、会社の100分の1を所有しているといえます。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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