14-3 株式会社の設立と仕訳
株式会社の設立と手続き
株式会社として活動を始めるために、まず株式会社を設立します。
設立の手続き(取引)に「株式の発行」があります。
株式の発行を行って、株主からビジネスに必要な資金を集めます。
設立時の仕訳
設立時の株式発行は、「資本金(純資産に属する勘定科目)」および「当座預金」で仕訳します。
最初に株式の払い込み金額を発行株式数と発行価額(株価)から計算します。
そして計算した株式の払い込み金額について、貸方に資本金勘定を使って記入します。
| 取引 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 設立時の株式発行 | 当座預金 | ××× | 資本金 | ××× |

仕訳問題
- 1.A社は株式会社の設立に際して、3,000株を1株あたり2,000円で発行した結果、全額申込があり、払込金は当座預金に預け入れた。
| No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 当座預金 | 6,000,000 | 資本金 | 6,000,000 |
<解説>
払込金の計算:3,000株 × @2,000円 = 6,000,000円
