3-8 固定予算とシュラッター図(予算差異と操業度差異)

<出題可能性・重要度>★★★★☆

ここでは、固定予算のシュラッター図を解説します。すでに、変動予算のシュラッター図は「予算差異・操業度差異とシュラッター図」までの解説で学習済みのため、新しく覚えることは、ほとんどありません。予算差異と操業度差異の計算式とシュラッター図の描き方は、変動予算と異なりますが、固定予算の方が単純な構造です。

固定予算の予算差異と操業度差異

固定予算の予算差異と操業度差異の計算式は、次の通り。

変動予算のように、予算許容額を求めることはありません(変動費が存在せず、操業度の増減に応じて製造間接費が増減することがなく、計算する意味がないため)。「製造間接費予算額」とは、月間の予算です。年間の製造間接費予算を12ヶ月で除したものです。

固定予算のシュラッター図

次に、固定予算のシュラッター図を示します。

固定予算によるシュラッター図のサンプル

最後に、例題を掲載します。変動予算の例題と同じ設定にしました。変動予算のシュラッター図も再掲しますので、比較して理解すれば、覚えやすくなります(変動予算と異なる箇所を太字で表示)。

<固定予算のシュラッター図>

計算結果を反映した固定予算によるシュラッター図

<変動予算のシュラッター図>

計算結果を反映した変動予算によるシュラッター図

固定予算の予算差異と操業度差異の解説は、以上です。

本章は、以上で終了です。第4章では、部門別計算を解説します。

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仕訳問題(ランダム出題)

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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