4-6 補助部門費配賦差異

<出題可能性・重要度>★☆☆☆☆

次に、部門別計算特有の原価差異である、「補助部門費配賦差異」を解説します。

補助部門費配賦差異とは、部門別計算の手続のうち、補助部門から製造部門への部門費を予定配賦した場合の、補助部門費の実際発生額と予定配賦額との原価差異をいいます。

これまでに登場した、いくつかの原価差異のうちの1つです。

原価差異

勘定連絡図を示すと、次の通り。

補助部門費配賦差異-勘定連絡図

これまでの部門別計算の勘定連絡図では、すべての勘定元帳は「実際発生額を配賦」するように描きました。

しかし、今回の図では、製造間接費-運搬部門勘定の右側(貸方)を「予定配賦額」にしました。つまり、補助部門(運搬部門)から製造部門への配賦は予定配賦で行った、ということです。

これに対して、製造部門-運搬部門勘定の左側(借方)は「実際発生額」です。

以上から、製造間接費-運搬部門勘定の借方は「実際発生額」、貸方は「予定配賦額」であるため、貸借に差額が生じます。これが、「補助部門費配賦差異(原価に属する勘定科目)」です。

この図は、運搬部門で配賦差異が発生した場合を描きましたが、他の補助部門でも予定配賦を行えば、発生する原価差異です。

<用語>補助部門費配賦差異

  • ・補助部門費配賦差異 = 部門別計算の手続のうち、補助部門から製造部門への部門費を予定配賦した場合の、補助部門費の実際発生額と予定配賦額との原価差異
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仕訳問題(ランダム出題)

著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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