9-2 原価差異の計算と解答用紙上の書き方
第1章の「1-5.原価計算手続きの流れ」で少し解説しましたが、改めて解説します。
原価差異の計算では、結果にプラス(+)やマイナス(△)を書くのが一般的です。
これは「不利差異(借方差異)」なのか「有利差異(貸方差異)」なのかが、一目瞭然であるからです。
解答するために覚えること
本試験では
「原価差異の金額を解答させる問題では、不利差異・借方差異や有利差異・貸方差異を、選択してマル(〇)で囲む解答様式」
が想定されます。
これは「原価差異」を正しく計算できたとしても、「不利差異・借方差異」か「有利差異・貸方差異」かの選択を間違えて、マル(〇)で囲むと不正解になる、ということを意味します。
過去問によっては、「不利差異か有利差異か」を選択させる解答用紙の場合もあれば、「借方差異か貸方差異か」を選択させる解答用紙の場合もありました。
従って、不利差異・借方差異と有利差異・貸方差異の意味は正しく覚えておく必要があります。
<Check>(再掲)原価差異の計算と解答の仕方
- ・原価差異の計算ではプラス(+)、マイナス(△)を付けて計算
- ・最近の本試験では原価差異の金額は解答用紙にプラス(+)やマイナス(△)を付けないで記入する解答用紙形式
- →注意!!解答用紙にプラス(+)やマイナス(△)を記入しない
- ・最近の本試験では「不利差異か有利差異か」「借方差異か貸方差異か」を選択させる解答用紙形式
- →不利差異・借方差異と有利差異・貸方差異の意味を正しく覚えておくこと
- ※形式変更の可能性もあるので解答用紙記入の指示に従うこと
