簿記2級の合格に必要な勉強時間とは

分厚い参考書

記事最終更新日:2023年10月22日
記事公開日:2018年7月22日

個々人によって勉強時間は異なるのは当然ですが、合格するのに必要とされる標準的な勉強時間を知らないと学習スケジュールを立てることができません。

日商簿記検定2級は、合格率が15%を下回る場合もある試験のため、事前に下調べして計画立てておかないと合格が難しくなります。

結論を言えば、日商簿記検定2級に合格するために必要な勉強時間は「200時間から350時間」です。

以下、この勉強時間となる理由やそのための条件についてコメントします。

勉強時間の理由(根拠)

日商簿記2級は、TACなどの有名な資格取得スクールが存在し、長年の実績から勉強ノウハウや統計データを有しています。

そこでこれらの資格取得スクールが公表している勉強時間を検索してみました。

その結果、TACとLECのサイトで検索ヒットしました。結果は次の通り。

学校名勉強時間(目安)
TAC3級:80から100時間
2級:200から250時間
LEC3級:約90時間
2級:約250時間

(1)簿記初学者の場合:3級の学習を含めて「280から350時間」。
(2)3級合格者(同等レベルの方)の場合:「200から250時間」。

これが勉強時間「200時間から350時間」の理由です。

簿記2級の勉強時間は増加傾向

数年前の連結会計や税効果会計などが簿記2級の試験範囲になる前は、上記と同様にTACとLECの公表する勉強時間から集計した合格に必要な勉強時間は「150時間から300時間」でした。

勉強時間からも、簿記2級の難易度が高くなっていることが分かり、特に「連結会計」の攻略がポイントです。

この勉強時間になるための「条件」

日商簿記2級の勉強時間が「200時間から350時間」になるための条件とは次の通りです。

(その1)資格取得スクール利用と同等の合格水準を得るために必要な勉強方法であること

ネット情報や広告の中には、もっと短時間で合格した方の体験記や学習プログラムを謳っている資格広告があります。

例えば、出題分野を予想して絞り込んだり、内容を理解せずに暗記のみに頼った勉強であれば、確かに勉強時間を削減することは可能です。

しかし、このような勉強方法では、出題分野を網羅しており、かつ万人向けの標準プログラムである資格取得スクールと比較すれば合格水準はずっと低くなってしまうはずです。

以上から、「200から350時間」とは「資格取得スクール利用と同等の合格水準を得るのに必要な勉強時間」ということです。

(その2)過不足ない方法で学習すること

少なくとも次の点について調べてから(または勉強自体に含めて)学習スケジュールやメソッドを検討しましょう。

  • (1)日商簿記検定の試験概要や日程、合格率や受験料など
  • (2)2級の出題範囲や傾向
  • (3)過去問

例えば、簿記2級の出題範囲を調べれば、ここ2,3年の論点改正によって、大幅に商業簿記の出題分野が増えたことが分かります。

従って、安いからといって数年前の中古本を購入して勉強するのは間違った勉強方法であることは明らかです。

また、直近10回分の過去問(類題)を見れば、勘定科目は問題文や解答用紙に表示されることから、「勘定科目の暗記カード作り」は非効率な学習方法だということが分かります。

上述の他にも、有名資格取得スクールの学習メソッドを取り入れることで、独学であっても同等の合格水準で試験に臨むことができます。

さらに勉強時間を短縮するには

ヤマ勘や極端な方法によって勉強時間を短縮している例を上記に挙げました。

しかし、もっとまともな方法で「200から350時間」という勉強時間を短縮させることも可能です。

それは「自分に合った方法で学習する」ということ。

資格取得スクールの学習プログラムは、万人受けするように標準化されています。

そこで、その学習メソッドにプラスアルファで「自分に合ったメソッド」を適宜取り入れれば、より効率的に学習することができるはずです。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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