棚卸減耗損と仕訳

棚卸減耗損と仕訳を解説します。

棚卸減耗損とは

棚卸減耗損とは、棚卸資産の紛失や盗難による損失をいい、帳簿残高と実地棚卸高との差額として計算されます。

棚卸減耗費や棚卸評価損ともいい、工業簿記でも登場します。

帳簿残高と実地棚卸高

帳簿残高とは、棚卸資産の入庫と出庫を継続的に帳簿記録(継続記録法)した場合の残高をいいます。実地棚卸高とは、月末や決算日に行うカウントによって把握した在庫有高をいいます。

商品有高帳との関係

商品の帳簿残高は商品有高帳の記帳により把握でき、棚卸減耗損の計算に必要です。

計算方法

次の通り。

商品評価損との違い

商品評価損とは、品質低下や陳腐化、その他市場価格の下落による商品価値の低下に基づく評価損をいいます。

仕訳

決算整理仕訳として棚卸減耗損勘定を使って仕訳します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
実地棚卸棚卸減耗損×××繰越商品×××

P/L上の表示

簿記2級では売上原価の内訳科目として当期商品仕入高や期末商品棚卸高の下に表示します。従って期末商品棚卸高は実地棚卸高ではなく帳簿残高で表示します。

実務では原価性の有無や臨時巨額といった判断基準により、売上原価(製造原価)、販売費及び一般管理費、営業外費用、特別損失のいずれかの区分に表示します。

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として棚卸減耗損10を計上する。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1棚卸減耗損10繰越商品10
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