役務原価と仕掛品

記事公開日:2021年10月7日

役務原価と仕掛品を解説します。

役務原価とは

役務原価とは、役務の提供に要した原価をいいます。

役務原価の成果である売上を役務収益といいます。

役務とは

役務とは、サービスを意味します。

仕掛品

役務収益に対応する原価は、役務の提供が完了するまでは仕掛品として資産計上します。

会計処理

企業会計原則費用収益対応の原則に基づき、役務収益に対応する原価を仕掛品から役務原価に振り替えます。

仕訳

役務原価勘定仕掛品勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
原価の計上仕掛品×××現金預金、買掛金など×××
役務の提供役務原価×××仕掛品×××

仕訳例

  • 1.役務の提供に伴い仕掛品100を原価に振り替える。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1役務原価100仕掛品100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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