12-1 P/LとC/Rの出題形式

<出題可能性・重要度>★★★★★

P/LとC/Rが関係する出題形式を抽出しました。

詳細は各章で解説済みです。ここでは、項目毎にポイントを解説します。

費目別計算の原価要素に関する問題

第2章の「2-6.原価要素別の勘定連絡図の描き方」では、原価要素別の勘定連絡図について解説しました。

材料費の例を掲載します。

勘定連絡図

素材・部品といった原価要素の取引から、このような勘定連絡図を計算用紙に描き、P/LやC/Rの空欄の金額を記入させる問題が出題されます。

従って、第2章で解説した原価要素(素材・部品・直接工賃金・減価償却費など)が最終的にはP/LやC/Rのどこに集計されるのか理解して計算することが求められます。

直接原価計算のP/L作成

この出題形式は第10章の「10-10.例題(直接原価計算のP/L作成と固定費調整)」で、例題を掲載して解説しました。

全部原価計算のP/Lや固定費データが与えられ、それらの情報から直接原価計算のP/Lを作成します。

標準原価計算のP/L作成

第7章 標準原価計算」で解説した標準原価計算に関する問題です。

原価標準(標準原価カード)や生産量・原価データからボックス図を描き、仕掛品勘定や製品勘定・原価差異を計算して、それらの数字を仕掛品勘定元帳とP/Lに記入していきます。

実際原価計算とパーシャルプラン、シングルプランの理解があやふやなままだと、原価差異の計算をはじめ、部分点だけでなく合否にも大きく影響する可能性があります。

実際個別原価計算のP/L作成

第5章の「5-4.仕掛品勘定の作成と製品、売上原価の計算」で解説した論点です。

原価集計表の備考欄から、製造指図書ごとに「仕掛・完成・販売」を読み取って判断し、仕掛品勘定元帳やP/Lの売上高・売上原価・製品の金額を記入する問題です。

P/LとC/Rに関する代表的な問題形式は以上です。

仕掛品勘定の記入問題は、C/R作成問題と同等といえるので、P/L、C/Rと一緒に仕掛品勘定の記入問題も押さえて、学習に取り組めば効果的です。

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仕訳問題(ランダム出題)