リース資産と仕訳

PCとグラフ

記事最終更新日:2021年9月23日
記事公開日:2018年2月8日

リース資産と仕訳を解説します。

リース資産とは

リース資産とは、リース取引の対象物件のうち通常の売買取引に準じた会計処理を行い、固定資産として計上したものをいいます。

会計基準

リース取引は、リース取引に関する会計基準に基づき処理します。

資産計上

リース取引の対象物件のうちファイナンス・リース取引と判定されたものを資産計上します。計上額は、原則としてリース料総額から利息相当額の合理的な見積額を控除する方法によって計算します。

実務上の資産額の算定

リース取引に関する会計基準の適用指針に基づき、「現在価値」、「見積現金購入価額」や「貸手の購入価額等」から判定してリース資産額を算定します。

減価償却費

有形・無形固定資産と同様に定額法、定率法などの方法で償却計算を行い費用計上します。

仕訳

リース資産勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
取引開始リース資産×××リース債務×××
減価償却減価償却費×××減価償却累計額×××

仕訳例

  • 1.リース取引開始に伴いリース資産100を計上した。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1リース資産100リース債務100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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