12-6 当座勘定照合表と入出金明細書

当座勘定照合表

当座勘定照合表(とうざかんじょうしょうごうひょう)とは、銀行から送付されてくる当座預金の入出金明細です。

当座預金は通帳ではなく、当座勘定照合表を用いて取引記録を把握します。

仕訳問題

当座勘定照合表ひな型

取引日借方科目借方金額貸方科目貸方金額
6.21借入金300,000当座預金303,750
支払利息3,750
6.25当座預金100,000受取手形100,000
6.28買掛金200,000当座預金200,300
支払手数料300

振込手数料は支払手数料で仕訳します。どの振り込みに対して発生した手数料なのかは日付から判断し、1つの仕訳にまとめて記帳します。

入出金明細書

入出金明細書(にゅうしゅっきんめいさいしょ)とは、普通預金口座や定期預金口座の入出金に関する明細が記録された書類をいいます。

仕訳問題

入出金明細書ひな型

※給与振り込みは源泉所得税50,000円が差し引かれている(社会保険料その他の控除項目は無しとする)。

取引日借方科目借方金額貸方科目貸方金額
8.12普通預金50,000現金50,000
8.15普通預金100,000売掛金100,000
8.20水道光熱費25,000普通預金25,000
8.25給料500,000普通預金452,000
支払手数料2,000所得税預り金50,000

株式会社abcからの入金100,000円を読み取り、仕入先ではなく得意先と考えて売掛金で仕訳します。

証ひょうのまとめ

証ひょうの解説は以上です。

証ひょうからの情報の読み取り方に慣れてしまえば、文章のみの仕訳問題と同じように解けるようになります。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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