電子記録債権売却損と仕訳

会計書類

記事公開日:2021年8月11日

電子記録債権損と仕訳を解説します。

電子記録債権売却損とは

電子記録債権売却損とは、電子記録債権を金融機関に売却した場合に発生する手数料をいいます。

同様の論点として債権売却損や手形売却損があります。

電子記録債権売却損の性格

金利の性格を有します。受取手形の割り引きの割引料と同じです。

仕訳

電子記録債権売却損勘定(費用に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
債権譲渡(売却)当座預金など×××電子記録債権×××
電子記録債権売却損×××

仕訳例

  • 1.電子記録債権100を売却し、手数料5が差し引かれ当座預金に振り込まれた。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1当座預金95電子記録債権100
電子記録債権売却損5

関連記事(簿記2級 手形・電子記録債権債務)

※電子書籍WEB版(フリー)の一覧は「第4章 債権債務-PDCA会計 簿記2級 商業簿記 基本テキスト&基本仕訳問題(電子書籍WEB阪)」に掲載

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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