商業簿記2級 営業外受取手形と営業外支払手形の仕訳処理

更新日:2019年9月11日
公開日:2017年11月19日

前回、「手形貸付金と手形借入金の仕訳処理」では手形貸付金と手形借入金の仕訳処理について解説しました。

今回は営業外受取手形と営業外支払手形の仕訳処理について説明します。

※簿記2級の論点になります。

営業外受取手形と営業外支払手形とは

これまでに手形については次の取引に利用し、仕訳処理することを解説しました。

①商品の仕入れと販売→受取手形勘定と支払手形勘定
②金銭の貸付と借入→手形貸付金勘定と手形借入金勘定

上記以外の手形の使用方法としては、「商品以外のモノ・サービスを購入・売却した時」を挙げることができます。

このような場合に使用する手形のことを、営業外受取手形営業外支払手形といいます。

営業外受取手形と営業外支払手形を使用する場合とは

上述の通り「車両や備品、有価証券など購入した場合や売却した場合」が該当します。

未払金勘定や未収入金勘定を使用する場合と同じです。

未払金や未収入金ではなく、手形を使用して取引した場合に営業外受取手形と営業外支払手形を使用します。

営業外受取手形と営業外支払手形の仕訳処理

上記のような商品以外のモノ・サービスを購入した場合には「営業外支払手形(負債に属する勘定科目)」を使用して仕訳処理します。

また、商品以外のモノ・サービスを売却した場合には「営業外受取手形(資産に属する勘定科目)」を使用します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
商品以外のモノ・
サービスを手形で購入
モノ・サービスを
表す勘定科目
×××営業外支払手形×××
代金の支払営業外支払手形×××現金預金など×××
商品以外のモノ・
サービスを売却し手形受け取り(※)
営業外受取手形×××モノ・サービスを
表す勘定科目
×××
〇〇売却益×××
代金の回収現金預金など×××営業外受取手形×××

(※)売却益が発生した場合の仕訳処理を例として表示しています。

仕訳例

  • 1.A社はB社より車両を60万円で購入した。支払は約束手形を振り出して渡した。
  • 2.上記1.の支払期日となったので、A社はB社へ代金を当座預金より支払った。
  • 3.A社は備品5万円をC社に8万円で売却した。代金としてC社振出の約束手形を受け取った。
  • 4.上記3の支払期日となり、A社はC社より代金を回収し普通預金に預け入れた。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1車両600,000営業外支払手形600,000
2営業外支払手形600,000当座預金600,000
3営業外受取手形80,000備品50,000
固定資産売却益30,000
4普通預金80,000営業外受取手形80,000

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まとめ

今回は営業外受取手形と営業外支払手形の仕訳処理について解説しました。特に難しい論点はありません。しっかりと覚えましょう。

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