商業簿記入門その34~手形の割引の取り扱いと仕訳処理(3級)

公開日:2017年11月12日

手形の割引の取り扱いと仕訳処理

前回、「商業簿記入門その33~手形の裏書譲渡の取り扱いと仕訳処理」では、手形の裏書譲渡の実務上の取り扱いと仕訳処理について解説しました。

今回は手形の割引の取り扱いと仕訳処理について説明します。


手形の割引とは

手形の割引(わりびき)とは、受け取った手形の支払期日が到来する前に、銀行などの金融機関に手形を持ち込んで換金(お金に換えること)することをいいます。

「割引」とは、金融機関で手形を換金した場合には、支払期日までの利息を差し引かれた残額を受け取ることになるからです。

この利息を「割引料(わりびきりょう)」といいます。

手形割引の取り扱い

手形を割り引きのために金融機関に持ち込んだ場合、割引料は次の通り、計算されます。

割引料 = 額面金額 × 割引率 ×(割引日数÷365)

額面金額とは、手形の金額のことです。

割引率は、手形によって異なり、金融機関が決めます。

割引日数とは、金融機関に手形を持ち込んだ日から、支払期日までの日数をいいます。従って、支払期日までの日数が多ければそれだけ割引料がかかることになります。


手形の割引の仕訳処理

手形の割引を行った場合には、受け取った手形が減少するので、貸方に受取手形勘定を記入します。

次に割引料ですが、「手形売却損勘定(費用に属する勘定科目)」を借方に記入します。

最後に受取手形と割引料の差額をお金を受け取ります。勘定科目は問題の指示に従いますが、借方に記入することになります。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
手形の割引当座預金など×××受取手形×××
手形売却損×××

仕訳例

1.A社はB社から受け取った手形5万円を銀行に持ち込み、割引料2千円を差し引いた残額を当座預金に預け入れた。

No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1当座預金48,000受取手形50,000
手形売却損2,000

まとめ

今回は、手形の割引の取り扱いと仕訳処理について解説しました。割引とは何か、実務をイメージして覚えておきましょう。


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