商業簿記2級 (H31改定)手形の割引の取り扱いと仕訳処理

更新日:2019年9月11日
公開日:2017年11月12日

※平成31年の改定によって、平成31年(令和元年)以降、簿記3級から簿記2級の試験範囲に変更された論点です。

前回、「手形の裏書譲渡の取り扱いと仕訳処理」では、手形の裏書譲渡の実務上の取り扱いと仕訳処理について解説しました。

今回は手形の割引の取り扱いと仕訳処理について説明します。

手形の割引とは

手形の割引(わりびき)とは、受け取った手形の支払期日が到来する前に、銀行などの金融機関に手形を持ち込んで換金(お金に換えること)することをいいます。

「割引」とは、支払期日までの利息を差し引かれることを意味します。

この利息を「割引料(わりびきりょう)」といいます。

割引料の計算

割引料の計算式は次の通りです。

割引料 = 額面金額 × 割引率 ×(割引日数÷365)

額面金額とは、手形の金額のことです。

割引率は、手形によって異なり、金融機関が決めます。

割引日数とは、金融機関に手形を持ち込んだ日から、支払期日までの日数をいいます。

※計算する問題もあれば、割引料がすでに問題文に記載してある問題もあります。

手形割引の仕訳処理

手形の割引を行った場合には、受け取った手形が減少するので、貸方に受取手形勘定を記入します。

次に割引料ですが、「手形売却損勘定(費用に属する勘定科目)」を借方に記入します。

最後に受取手形と割引料の差額を代金として受け取るので、借方に当座預金などの勘定科目を記入します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
手形の割引当座預金など×××受取手形×××
手形売却損×××

仕訳例

1.A社はB社から受け取った手形5万円を銀行に持ち込み、割引料2千円を差し引いた残額を当座預金に預け入れた。

No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1当座預金48,000受取手形50,000
手形売却損2,000

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まとめ

今回は、手形の割引の取り扱いと仕訳処理について解説しました。割引とは何か、実務をイメージして覚えておきましょう。

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