商標権と仕訳
記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2021年9月16日
商標権と仕訳を解説します。
商標権とは
商標権とは、知的財産権の1つです。ロゴマークに代表される会社や商品の目印(商標)を一定期間、独占的かつ排他的に使用できる権利をいいます。
会計上は特許権などと同じく無形固定資産の1つに分類されます。
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存続期間
商標権の存続期間(有効期間)は、登録の日から10年ですが、手続きを行えば10年間の期間延長できるため実質的には永久に使用できます。
資産計上と償却
商標権の取得に要した支出を資産計上します。取得後は存続期間(税務上の耐用年数)など一定の期間にわたり、残存価額ゼロの定額法など合理的な方法により償却して費用計上(販売費及び一般管理費)します。
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税務上の耐用年数
商標権の税務上の耐用年数は存続期間と同じく10年です。期間延長の更新手続きに係る支出毎に10年で償却します。
仕訳
決算整理仕訳として商標権勘定、商標権償却勘定で仕訳します。
取引 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
取得 | 商標権 | ××× | 現金預金など | ××× |
償却 | 商標権償却 | ××× | 商標権 | ××× |
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仕訳例
- 1.商標権を100で取得した。代金は来月支払う。
No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
---|---|---|---|---|
1 | 商標権 | 100 | 未払金 | 100 |