長期前払費用と仕訳

電卓と会計書類

記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2018年2月5日

長期前払費用と仕訳を解説します。

※前払費用は下記の記事で解説しています。

長期前払費用とは

長期前払費用とは、前払費用のうち貸借対照表日の翌日から起算して1年を超える期間を経て費用化するものをいいます。

前払費用とは

前払費用とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、いまだ提供されていない役務に対して支払われた対価をいいます(企業会計原則より)。

投資その他の資産

長期前払費用は固定資産であり、投資有価証券(満期保有目的債券、子会社株式など)や長期貸付金などと同じく投資その他の資産に分類されます。

取引例

保険料の支払いや有形固定資産の割賦購入などの取引で使用します。

長期前払費用の仕訳

決算整理仕訳として、長期前払費用勘定(資産に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
支出保険料など×××現金預金など×××
決算前払費用×××保険料など×××
長期前払費用×××

※その他の仕訳パターンも存在

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として保険料100を長期前払費用に振り替える。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1長期前払費用100保険料100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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