商業簿記入門その109~連結精算表の作成(2級)

公開日:2018年5月1日

連結精算表の作成(2級)

前回、「商業簿記入門その108~未実現利益(ダウンストリームとアップストリーム)の仕訳処理(2級)」では、連結会社間取引の考え方と、連結会社間取引のうち、商品販売と仕入れについて解説しました。

今回は連結精算表の作成について解説します。

※簿記2級の論点になります。


連結精算表とは

連結精算表(れんけつせいさんひょう)とは、個別財務諸表に連結修正仕訳を反映させて連結財務諸表を作成するまでの金額や仕訳の検証を行うために作成する表をいいます。

作成する目的や作り方は、「商業簿記入門その91~精算表の作成(3級)」と同様ですので、ご参照ください。

連結精算表の作り方

連結貸借対照表と連結損益計算書について、連結精算表を掲載しました。下の図の通りになります。

連結精算表

このように、個別財務諸表の部分は、親会社と子会社をそれぞれ残高を記入し、次に連結修正仕訳を記入します。連結修正仕訳、借方と貸方毎に金額を記入します。

次、これらを合計した金額について、連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書)の金額を記入します。今回の例では、借方と貸方を集計し、残高ベースで記入しています。

最後に合計額が貸借で一致していることを確認します。


(参考)連結修正仕訳の精算表について

連結修正仕訳について、複数の取引が存在する場合には、それぞれの取引別に欄を分けて作成すると分かりやすくなります。

例として、資本連結(支配獲得時と支配獲得後)、および商品の販売仕入れ(ダウンストリーム)の連結修正仕訳部分を抜粋したものを下に掲載します。

連結精算表(連結修正仕訳)

問題を解く際には、このような表をより簡易的になるよう工夫して、メモ用紙に書きながら解いていくことは、お勧めできるテクニックの一つです。

慣れていけばメモ書きしなくとも解けるようになることでしょう。

まとめ

今回は連結精算表の作成について解説しました。繰り返し総合問題を解いて定着させましょう。


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