給料とは(簿記3級)|仕訳や関連する勘定科目を解説

記事最終更新日:2021年12月11日
記事公開日:2018年4月11日

給料の仕訳について関連する勘定科目も併せて解説します。

給料とは(簿記3級)|仕訳や関連する勘定科目を解説

目次

給料とは

給料とは、会社の従業員が受け取る労働の対価のことをいいます。

社会保険料と源泉所得税

従業員は給料の全額を受け取れるわけではなく、社会保険料や源泉所得税などの控除項目の金額を差し引いた残額を受け取ります。

法定福利費

社会保険料のうち、会社が負担する部分を法定福利費といい、従業員の負担する金額とともに毎月、納付します。

その他の控除項目

生命保険といった保険料や社宅家賃の支払い(従業員預り金で処理)、従業員貸付の月々の返済(従業員貸付金で処理)などがあります。

給料の仕訳

次の通り、給料勘定(費用に属する勘定科目)などの勘定科目で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
給料の支払い給料×××当座預金など×××
社会保険料預り金×××
所得税預り金×××
従業員預り金×××
従業員貸付金×××

仕訳例

  • 1.給与総額100から控除項目(社会保険料10 源泉所得税5 )を差し引いた残額を当座預金から振り込んだ。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1給料100当座預金85
社会保険料預り金10
所得税預り金5

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須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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