当座借越とは|概要と仕訳方法を解説(入門)

記事最終更新日:2023年7月30日
記事公開日:2017年8月12日

当座借越の概要と仕訳方法を解説します。

当座借越とは|概要と仕訳方法を解説(入門)

目次

当座借越とは

当座借越」とは、当座借越契約を銀行と締結している場合に、銀行に立て替えてもらうことによって、当座預金残高を超えて小切手を発行することをいいます。

当座借越契約とは、銀行と締結する当座預金残高を超える一定限度額の支払を行うことができる契約をいいます。

具体的には、当座預金残高がマイナスの状態、すなわち貸方残の場合が当座借越の状態です。

当座借越の仕訳

決算整理仕訳としてマイナス残高の当座預金を「当座借越」に振り替える仕訳を記帳します。

翌期首には再振替仕訳を行います。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
決算整理当座預金×××当座借越×××
翌期首当座借越×××当座預金×××

別の仕訳方法

「当座借越」ではなく「借入金」を使用して決算整理仕訳を記帳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
決算整理当座預金×××借入金×××
翌期首借入金×××当座預金×××

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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