200%定率法と計算方法
記事最終更新日:2021年9月20日
記事公開日:2021年9月14日
200%定率法と計算方法を解説します。
200%定率法とは
200%定率法とは、定率法の1つです。平成24年4月1日以降に取得した減価償却資産に適用する定率法をいいます。
減価償却方法には定率法の他にも定額法や生産高比例法などの方法があります。
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税務上の定率法
税制改正が行われた結果、有形固定資産の取得年月日によって3種類の定率法を適用します。償却率など計算方法の詳細が異なります。
税務上の定率法
- 平成19年3月31日以前に取得→旧定率法
- 平成24年3月31日以前に取得→250%定率法
- 平成24年4月1日以後に取得→200%定率法
特徴
償却率が定額法による償却率の2倍(200%)であること、改定償却率や償却保証率(額)を設定して計算に使用する点が特徴です。
計算方法
次の通り。太字部分が200%定率法の特徴です。
200%定率法の計算方法
- 減価償却費 = 期首未償却残高 × 償却率
- 期首未償却残高 = 取得原価 - 減価償却累計額
- ※計算した減価償却費 < 償却保証額の場合
- →減価償却費 = 期首未償却残高 × 改定償却率
- ※償却保証額 = 取得原価 × 償却保証率
- ※最終年度は備忘価額1円を残すように調整
償却率は耐用年数表で調べます。
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