圧縮記帳と仕訳|直接控除方式
記事最終更新日:2021年9月12日
記事公開日:2017年12月30日
圧縮記帳(直接控除方式)と仕訳を解説します。
圧縮記帳とは
「圧縮記帳」とは、国やサービス利用者から受贈した国庫補助金等や工事負担金の対象である資産の取得原価を減額する会計処理をいいます。
実務では機械装置などの有形固定資産で最も多く適用されます。
直接控除方式とは
直接控除方式とは、圧縮記帳の仕訳処理の方法の1つをいいます。その他の方法に積立金方式があります。
効果
資産の取得原価を減額するため、毎期の減価償却費を減少させます。
圧縮記帳の仕訳
固定資産圧縮損勘定で仕訳します。
取引 | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
補助金等の受取 | 現金預金など | ××× | 国庫補助金受贈益など | ××× |
圧縮記帳 | 固定資産圧縮損 | ××× | 建物、備品など | |
仕訳例
- 1.建物に対して国庫補助金10の圧縮記帳(直接控除方式)を行う。
No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
1 | 固定資産圧縮損 | 10 | 建物 | 10 |
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