配当金と連結仕訳

株式市場

記事公開日:2021年10月21日

配当金と連結仕訳を解説します。

配当金

親会社は子会社株式を所有しているため、子会社から配当を受け取ります。これは連結会社相互間の取引に該当するため、商品売買や土地の売買取引と同様に連結修正仕訳の対象になります。

利益剰余金

子会社は配当によって繰越利益剰余金(連結上では利益剰余金)が減少しますが、親会社への配当は内部取引に該当します。

受取配当金

親会社が個別P/Lに計上した子会社からの受取配当金も連結上では内部取引に該当します。

非支配株主持分

子会社から非支配株主への配当は企業集団外の取引であるため消去の対象ではありません。しかし、連結上では子会社資本のうち非支配株主に帰属する部分は非支配株主持分として処理するため連結仕訳の対象になります。

会計処理

連結財務諸表に関する会計基準に基づき、親会社への配当(利益剰余金)と受取配当金は相殺消去します。非支配株主が存在する場合、非支配株主の配当は子会社資本の減少に該当するため、非支配株主持分の減少として処理します。

連結仕訳

次の通り。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
配当受取配当金×××利益剰余金×××
非支配株主持分×××

仕訳例

取引例と検討図を掲載します。

連結修正仕訳

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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