三分法と仕訳

記事最終更新日:2021年8月23日
記事公開日:2017年12月10日

三分法と仕訳を解説します。

三分法とは

三分法とは、商品の売買取引を記帳する場合に使用する仕訳処理の方法の1つです。

三分法の特徴

売上原価を仕入勘定で計算することです。売上原価勘定は登場しません。

売上原価の計算

売上原価は次の通り計算します。

勘定科目

三分法では、繰越商品勘定(資産に属する勘定科目)仕入勘定(費用に属する勘定科目)売上高勘定(収益に属する勘定科目)の3種類の勘定科目を使用します。

仕訳

次の通り。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
仕入れ仕入×××買掛金など×××
販売売掛金など×××売上×××
期首商品の振替(決算整理仕訳)仕入×××繰越商品×××
期末商品の振替(決算整理仕訳)繰越商品×××仕入×××

仕訳例

  • 1.商品100を掛けで仕入れた。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1仕入100買掛金100

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※電子書籍WEB版(フリー)の一覧は「第8章 商品売買取引と商品-PDCA会計 簿記3級 基本テキスト&基本仕訳問題」に掲載

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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