商品有高帳と書き方
記事最終更新日:2021年8月24日
記事公開日:2017年12月17日
商品有高帳と書き方を解説します。
商品有高帳とは
商品有高帳とは、商品の種類ごとに増減取引の明細を記入した帳簿です。
補助簿に分類されます。
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払出単価の計算
仕入れ値が複数存在する場合には、ある仮定に基づく計算方法を適用して払出単価(販売商品の単位原価)を計算します。
会計基準としていくつかの方法が認められており、先入先出法と移動平均法が代表的です。
商品有高帳の例
次の通り。
〇〇年 | 摘要 | 受入 | 払出 | 残高 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
数量 | 単価 | 金額 | 数量 | 単価 | 金額 | 数量 | 単価 | 金額 | |||
4 | 1 | 前月繰越 | 100 | 2,000 | 200,000 | 100 | 2,000 | 200,000 | |||
5 | 仕入 | 200 | 2,000 | 400,000 | 300 | 2,000 | 600,000 | ||||
12 | 売上 | 50 | 2,000 | 100,000 | 250 | 2,000 | 500,000 | ||||
24 | 売上 | 170 | 2,000 | 340,000 | 80 | 2,000 | 160,000 | ||||
30 | 次月繰越 | 80 | 2,000 | 160,000 | |||||||
300 | 600,000 | 300 | 600,000 | ||||||||
5 | 1 | 前月繰越 | 80 | 2,000 | 160,000 | 80 | 2,000 | 160,000 |
書き方
仕入れや販売取引の都度、商品アイテム別に記帳します。
- ・1商品につき1つの商品有高帳を記入
- ・売値ではなく仕入単価で記入
- ・受入、払出、残高の各欄で複数の単価が存在する場合には、複数行に分けて記載
- ・次期繰越欄は朱記
- ・前月繰越は受入欄に記入し、次月繰越は払出欄に記入
- ・次期繰越の次の行に数量と金額の合計を記載