任意積立金と仕訳方法

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記事公開日:2021年10月16日

任意積立金と仕訳方法を解説します。

任意積立金とは

任意積立金とは、定款や株主総会決議に基づいて設定した積立金をいいます。

目的

特定の目的や将来に備えた利益留保が目的です。

法定準備金との違い

法定準備金である資本準備金や利益準備金は配当に伴う積立計上を会社法の定めにより要求されるため、会社が株主総会決議などで自発的に設定する任意積立金とは異なる性質を有します。

仕訳方法

剰余金の処分として、定款や株主総会の決議に基づき繰越利益剰余金を減少させるとともに任意積立金を計上します。取崩しの場合には積立とは貸借反対の仕訳になります。

表示

貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準に基づき、B/S上、純資産の部(株主資本の利益剰余金)の「その他利益剰余金」の区分に、その内容を示す科目をもって表示します。

任意積立金の科目一覧

代表的な科目は次の通り。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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