資本金と仕訳

記事最終更新日:2021年10月14日
記事公開日:2018年4月25日

資本金と仕訳を解説します。

資本金とは

資本金とは、出資者からの払込資本を基礎として、会社財産確保のために会社法で定める一定の計算上の金額をいいます。

資本金の目的

会社債権者の保護です。資本金を減らして財産が社外流出しないよう会社法上で厳格な手続きを定めています。

会計処理

株主からの払込を資本金として処理します。ただし、払込金の一部を資本準備金に組み入れることができます。

仕訳

資本金勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
払込当座預金など×××資本金×××

取引の内容

資本金は設立や増資(新株発行)などの取引で増加します。

表示

貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準に基づき、B/S上、純資産の部(株主資本)として表示します。

仕訳例

  • 1.株主からの払込金100(全額を資本金とする)を当座預金に預け入れた。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1当座預金100資本金100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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