未払配当金と仕訳|剰余金の処分

未払配当金と仕訳(剰余金の処分)を解説します。

未払配当金とは

未払配当金とは、未払金の一種です。株主に対する配当金の未払債務をいいます。

配当と剰余金の処分

配当は剰余金の処分の1つです。剰余金の処分は会社法の定めに基づき、原則として株主総会で決議します。

配当金の対象

剰余金(その他資本剰余金 + その他利益剰余金)とその他の計算要素(自己株式の帳簿価額など)から算定した分配可能額を上限として、配当できます。

法定準備金の積立

原資を特定して配当します。同時に原資に応じた法定準備金に会社法で定めた計算方法に基づいた金額を積み立てます。

配当原資法定準備金
その他資本剰余金資本準備金
その他利益剰余金利益準備金

※その他利益剰余金 = 繰越利益剰余金 + 任意積立金

仕訳

未払配当金勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
配当(その他利益剰余金)繰越利益剰余金(※1)×××未払配当金×××
利益準備金×××
配当(その他資本剰余金)その他資本剰余金×××未払配当金×××
資本準備金×××

(※1)繰越利益剰余金を処分する場合

仕訳例

  • 1.繰越利益剰余金を原資として100を配当する(10を積み立てる)。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1繰越利益剰余金110未払配当金100
利益準備金10
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