製造部門と補助部門

机で電卓とPCで仕事する経理マン

部門別計算の用語である「製造部門」と「補助部門」を解説します。

製造部門とは

製造部門とは、製造間接費の部門別計算で設定する、直接、製造作業を行う部門をいいます。

補助部門とは

補助部門とは、製造間接費の部門別計算で設定する、製造部門の製造作業を補助する枠割を担う部門をいいます。

部門別計算

製造部門も補助部門どちらも部門別計算上の設定要素です。

第1次集計

製造間接費を部門個別費と部門共通費に分類した後に、前者を製造部門と補助部門に賦課し後者を配賦します。これを第1次集計といいます。

第2次集計

次に「補助部門は製造部門を補助する」という関係を原価計算に反映するために、補助部門に集計した部門費(部門個別費 + 部門共通費)を直接配賦法や相互配賦法といった計算方法によって、全額、製造部門に配賦します。これを第2次集計といいます。

仕訳

第2次集計の仕訳を示します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
第2次集計製造間接費-○○部門(※1)×××製造間接費-○○部門(※2)×××

別の勘定科目を使用する場合もあります。
(※1)製造部門 (※2)補助部門

仕訳例

  • 1.計算の結果、A製造部門にB補助部門費10を配賦する。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1製造間接費-A製造部門10製造間接費-B補助部門10
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